電機メーカーに就職した私ですが、当初は私は携帯電話の開発を希望していました。当時、携帯電話はようやく画面がカラーになり始めたばかりで、新しい機種が発表されるたびに何かしら新機能が追加されてきていて、とても魅力的な分野だと思いました。
・・・が、私が配属されたのは、携帯電話の開発部署ではなく、部品開発及び管理を行う部署でした。分かりにくいと思いますが、携帯やパソコン等の製品に使用される電子部品はもちろん全て社内製ではなく色々な部品メーカーから取り寄せてそれらをまとめて一つの製品に仕上がっていくのですが、そういった社外の部品がちゃんとした部品か、つまり社内の品質管理基準に合っているかを見極める、というのがメイン業務の部署でした。
私は希望通りの部署に行けなかったのでそれはやはり少しはやる気が失せましたが、それでもビジネス本や自己啓発本等でどんな仕事内容であろうとも全力を尽くせ!といった話をよく読んでいましたので、まずはこの部署で頑張ろうと思いました。
エライですか??
いえ、全然エラくなかったです。結局、私は頑張れず、所属先はそのままでしたが、完全なるダメ社員でした。見た目にすぐ分かるダメ社員ならまだ周りにも気づかれますが、必要最低限の業務はこなし、かつ新しい仕事等には積極的には参加せず、要は当たり障りのない、いてもいなくてもあまり変わらない社員でした。
社会人になってからも、アイスホッケーは続けていました。社会人チームに入り、ホッケー自体は学生時代よりもさらにのめり込みました。のめり込んだといっても決してうまいわけでもホッケーに詳しいわけでもなく、ただ、ホッケーをやって体を動かすこと自体が好きなだけでした。
社会人になって5年目が過ぎようとしたころ、私は一念発起して、社内募集制度に乗っかって別の部署に行きました。それは、当初の希望だった携帯電話の部署ではなく、半導体開発の部署でした。なぜかと言いますと、私のそれまでのスキルでは携帯電話の部署にはスキル不足であり、比較的募集条件が緩かったのが半導体開発の部署だったからです。やはり私は楽な道を選んでしまいがちです。
この部署に移ってから、もちろん最初は頑張りました。でも、別の部署から異動してきた人間として、「すいません半導体の基礎が全然分からないんですぅ~」的な言い訳を頻繁にし、ここでも責任ある仕事を行わず、たいしたスキルも付かないまま時間だけが過ぎていきました。
そうこうするうちに、大人の皆さんはご存知と思いますが、日本の半導体業界がダメダメな状況になり、私の会社でも早期退職募集を行うことになりました。私は、この募集に乗ることにしました。この経緯について語るのはまた今度にしたいと思いますが、36歳という、早期退職するにはかなり早い年齢で会社を去ることにしました。
早期退職を決意し、転職活動を行い、最終的に新しい会社(今勤めている会社)にめでたく入ることが出来たのですが、次回からはその話をしたいと思います。その話で一応私の自己紹介は終わる予定です。