紫陽花とむぎニコニコ


さて、カウンセリングをしていると、家族の誰かにだけ噛みつくというご相談を受けることがよくあります。



うちのむぎも噛みつきがひどかった時期がありますが、ストレスマネジメントをはじめて、比較的早い時期に私への噛みつきはなくなりました。



でも下の子への噛みつきはなかなかすぐにはおさまらず、試行錯誤したものです。



このように、誰彼かまわずではなく、特定の家族への噛みつきがあるケースはとても多いです。



それは夫であったり、妻であったり、子供であったりします。



これを噛まれる人を下に見ているとか、主従関係云々などという都市伝説が聞かれることもありますが、決してそんな単純なものではないんです。



まず、家族の誰であれ、噛みつきが出ている状況は犬にとって非常事態です。



噛みつくほどに犬が追い込まれている、とても不安や恐怖を抱えている、ストレスや興奮度が高すぎるという事実に目を向けましょう。



そのうえで環境や接し方を見直し、徹底的にストレスマネジメントをして、根本から解決しないといけないのです。



噛みつきが出る状況を見極め、なるべくその状況にならないようにするとともに、イライラして噛みつかざるをえない犬の気持ちを考えてみましょう。



夫にだけ噛みつくという場合、夫の接し方、ガタイの良さ、男臭さ、男性へのトラウマなど色々な理由が考えられます。



妻や子供だけに噛みつくという場合、接し方やちょこまかした動き、キンキン声、女性や子供へのトラウマ、ただ単にやつ当たりしやすいなど、これもまた色々な理由が考えられます。



夫が威圧的な態度で犬を叱る場合、本人や目を光らせている時は噛みつかないが、その態度は確実に犬を追い詰めストレスを与えていて、当たりやすい子供や妻が噛まれるということもよくあります。



噛みつく理由は複合的であることが多いので、その噛みつきが出た時だけのことを考えるのではなく、総合的にみていかなければいけません。



そしてひとつひとつじっくり見直していき、ストレスマネジメントが進み、犬が落ち着き、信頼関係が回復すれば、必ず噛みつきは治ります。



噛まれているときは確かにとても辛いけれど、犬もとても辛く、助けを求めているということを決して忘れないでください。



噛みつきは犬からのSOSなのです。



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