昨日の続き・・・・
入社初日は挨拶もそこそこに一番社歴の浅い先輩にくっていて外回り。
先輩は一個下だけど新卒で入社した人。
移動は自転車、やることはチラシの(チラシと言うと当時の店長に激切れされた・・・)の配布。
人によっては他社のチラシの激排除とかポストのたまり具合のチェックとか。
たぶんその先輩は自分自身の仕事とか、どうしたら数字が上がるのかとかは全然わかってなかったと思う。
なぜならその人は店内で一番契約が少ない人だったから。
まぁだからこそ人のおもりなんかをしてられる時間があったんだろうし、教えて貰える事を期待しちゃいけないんだと思う。
初日はその先輩のチラシまきを手伝いつつ、質問の嵐。
とにかくたくさんの聞いたけど、無駄な質問が多かった。
すべてがわかってるわけじゃないけど、前職での営業手法はそんなに多くない。
DM、チラシ、直訪、電話、抜き、紹介、空き部屋等々。
DMでも会社でやってくれるものもあるし、自分で作るもの、その中でも郵送用と投函用の区別があったし、紹介にも個人からとか管理人からとか色々多岐に渡ってた。
先に結論を言うと、やることはすべてやって、その月数字が上がるかどうかは、担当エリアとその人の引きの強さしかない。そう思う。
人によっては過去の経歴を生かした紹介とか、粘りでどうにかしてた人もいたけど、一般的な人が普通の営業をやろうと思えばそれなりの運がないと無理だと今でも思ってる。
みなさんご存じのとおり今こうして前職の事を書いてる自分には、いいエリアを与えてもらえる程の実力も引きもありませんでした。
配属二日目以降は一人で外回りを開始。
地図持って、チラシ2000枚ぐらい持って、担当物件のリスト持って、自転車。
1月の配属だったからとにかく寒くて、チラシはなかなうまく投函出来ないし、管理人にも色んな人がいるから、多少嫌な思いもした。
早い人で一ヶ月、三ヶ月で初契約が出ないと実力がないって言われてたから、とにかく必死で訳もわからないままチラシをまいたし、電話は比較的得意だったから毎日打ちまくった。
ただ、さっきも書いたけど、良いエリア=常に売買がある地域。にプラスして、顧客情報が揃ってるかどうかってのもかなり重要だった。
Mの所有者なら経験があると思うけど、どこから調べたのか「このM限定で客がいます!!」とか言って名指しでくるDM。
あれは法務局で要約書を閲覧して、簡易に登記を確認してる。
ただ当然金がかかるか、資源を投資する先は絞らなきゃいけないし、不必要と判断された地域は半永久的に放置となる。
当時担当したエリアもそうだった。
新入社員に良いエリアなんかくれる訳もないから当然といえば当然なんだけどね。
電話は一日3時間でも打ったらリストは軽く一周しちゃうような数だったから、仕方なしに前日留守だった所に時間を変えては毎日かけ続けた。
それでも在宅率はそんなに変わらなかったけど。
そうするとメインがチラシになるし、空き部屋に夢を見るしかなくなってくる。(空き部屋とは明らかに人が住んでない部屋。翌日に要約書あげて、所有者にDMを出す為に外に出たら必ず調べなきゃいけなかった。賃貸にしても居住用にしても長期間使われてない部屋は比較的売却を考えてる事が多いから)
一ヶ月が過ぎてだんだん同期入社でも契約をするやつがちらほら出てきて、そうすると店長は煽るの大好きだから煽る煽る。
で、二ヶ月目に初契約になるんだけど、結果源泉は抜きだった。(とは言っても一般だったから厳密に言うと抜きではないけど)
ただし物件は管理人なし、オートロックなしの地上権M。
店長に常々売れないMに仕掛けるような無駄な時間は使うなって言われてたから、空き部屋で、しかも売れない金額だと思ってたから放置しといた物件。
いや、この考えは間違いだったと今ならわかる。
営業に限らず1円でも利益が出るのなら内容なんかにこだわらずにやらなきゃいけない。
電話でのアポだったんだけど、初めてという事もあって店長もすごい喜んでくれて、「よし!!じゃあ決めに行くか!!」なんつって勢いよく出かけたのを覚えてる。
ただ、駅に着く直前に地上権のボロMだって事を知って「お前一人で行く?!」って言い出したけど・・・・
結局初交渉が一人交渉になって、小林○子の家の前の道をずーっと歩いて客宅まで向かった。
人と接する事と、話しを聞く事は特に苦なく出来るから、まずは事情聴取開始。
話したのは70代ぐらいのおばちゃまで、この人が現所有者。
売りに出してる事を確認して、売却理由を聞くと、元々占星術かなんかで、その月の星回りが悪かったから、その時期だけご主人をそこに住まわせる為にキャッシュで買ったんだと。
数年前に生前贈与で所有権を移したんだけど、最近まで入ってた賃借人が家賃滞納したまま飛んだ。
管理も段々と面倒になってきたし、次の賃貸の為にリフォームの見積もりをとったら結構な金額になるから、じゃあこの際売ってしまおうと考えたらしい。
で、前年の夏ぐらいだから半年近く売れないまま放置。
最初は専任で出してたんだけど売れないから一般に変えたらしい。
一通り聞き終えると「上席から電話なので少し失礼します。」と言って報告に。
で、「~の理由で売りに出してるみたいです。」と。
「あぁそう。で、売りたそう?!」「え~話してる限りでは売りたいように思いますけど」
「へぇ~。んで、共有は??旦那は??決定権者.は??希望値は??いつまでに売りたいの??・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全て確認して折り返します。」
「ふん!!ガチャ!!」
このケースの第一関門は共有者にあった。
名義は奥様合わせて計4名。
共有者→長男:ベトナム在住。長女:ハワイ在住。次女:八丈島在住。
もうこの時点ですぐにどうにも出来ないから帰ってこいとの指示。
とりあえず確認出来ることは全部確認して、また来ますって帰った。
翌日司法書士に確認すると、方法としては奥様を代理人として共有者全員から委任状をとるか、郵送で全てをやりとりするしかないとの事。
ただ、これしか話しのない俺は出来るならやるだけと!!と、翌日再アポとって媒介を取りに伺うことに。
あっ人員を紹介するの忘れてた。
店長→35ぐらいだったか。見た目完全893。
主任①→32歳ぐらいのなかなかのイケメン。
主任②→30歳の理屈王子。店長以外で唯一の宅建取得者。
Uさん→二個上の元甲子園球児
K①→アホ。一個下の先輩1号。
K②→初日に同行してくれた人。
事務→40代後半のおばちゃん。
バイトさん→同じく40代後半のおばちゃん。
って感じ。
上記の内、UさんとK①さんは今でも連絡を取り合うぐらい良くしてくれた人たち。
後で書くかもしれないけど、Uさんがいなかったらかなり早い段階でこの会社も辞めてたと思うけど、この人達のおかげで何とか踏みとどまれたってことが何回もあった。
で、当時の店長は主任①②以外の交渉には全部同行してたし、出来るだけ毎日アポを入れるようにと全員が頑張ると、店長がほとんど店にいない日も結構な割合であった。
再アポ当日も店長は終日不在で、でも熱いうちに話しを進めたい俺は独断でアポ取り。
そして、再訪。
媒介契約書は初回交渉の前に準備していく決まりがあったから、後は書いて貰うだけだと甘く考えてた。
奥様に記入してもらって店長に報告を入れると、
「遊びでやってんじゃねーんだよ!!もう帰れバカ!!ガチャ!!」
「んっ????????????????」
訳わかんねー。勝手に行ったから?!頑張っちゃいけねーのかよ?!とかかなり悪態つきながらこの日は直帰。
彼女で嫁にもかなりグダグダグダグダグダ言った覚えがある。
時間だから今日もここまで。
ちなみに当時の就業時間は8:30~20:30-21:30って感じだった。
ただ、図面の作成が遅れたりなんだりがあると平気で午前様だったけど。
給料にみなしの残業代も含まれてたし、今の給料を考えるとまさにバブルだった。午前様のタクシー代なんて恐れるに足らず。