昨日の続き・・・・
何で怒られたか分からないし、頑張ってるだけだろ!!!って思ってたから、翌日はかなりふてくされながら、それでも7時半ぐらいに出社して店長を待った。
配属から二ヶ月の間でそんなに怒られる事はなかったんだけど、それはかまってもらえる程仕事内容に重要性もないし、だいたいそんな時間が取れなかったんだと思う。
程なくして店長出社。
「昨日は申し訳ありませんでした。」
「・・・・・・・・・・」
「一人で勝手な行動をして大変申し訳ありませんでした。媒介は取ってきました。」
「アホか!!おめぇーのは媒介でも何でもないんだよ!!」
「???????」
「どうやって書いた?!」
「奥様の住所と名前、名義人の方全員の住所と名前を代理で書いて貰いました。」
「書き方は?!」
「普通に・・・・・」
いや、長くなるから、要するに書き方としては「下記三名代理人兼名義人~」と書かないといけないところを、ただ単純に住所名前を羅列してもらっただけ。
さらに三名分だから追記が不可能で書き直してもらわないといけない状態だった。
ただ、店長が怒ってたのはそういう事じゃなくて、「一人で行く前に誰かに相談したか」「記入をしてもらう前になぜ報告の電話を入れなかったか」「なぜ店長が同行出来る日まで待てなのか」
他にもあった気がするけど覚えているのこれぐらい。
で、一つも反論できる内容はないし、再度頭を下げて話は終わった。
一人で出来るなら迷惑をかけないように最後までやりきる。それが無理ならわからないことは素直に聞く。
非常に大事な事を教えて貰った。
店長はその日の午前中に業者に金額を出してもらってたけど、これぐらいから俺は何がどのように進行しているのかが全くわからなくなってた。
昼ぐらいに金額が出たところで、再々アポ。
夕方ぐらいに「んじゃ、行くか~」なんつって初めて同行での交渉。
客前での店長の笑顔ときたらキモイキモイ。
でもこの笑顔でいっぱい売ってきたんだろーなって思った。
姿形は違うけど、今の俺の営業スマイルは店長の営業スマイルぐらいきもいんだと思う。
挨拶もそこそこに本題へ。
まずは媒介の書き直し。(今度はちゃんと書いてもらった。ちなみこの時点で販売価格を200万下げてもらう)
店長→売りたい意志の再確認。奥様→売りたい。
店長→下げた金額でもエンドに売れない事を伝える。奥様→リフォームしたからエンドが希望。
店長→じゃあ一生売れないまま持っているのか?カタツムリが一生懸命営業かけたのに半年も売れ残ってる。待ってても市況の変化は読めないし、築年も経年も進む一方。
店長→そこでご相談。奥様→はぁ。
店長→実は付き合いのある法人で社宅を探してる業者がいて、あと900万下がるなら購入してもいいと言ってると。
奥様→マイナス900万?!冗談でしょ?!店長→いいえ、非常に良い話だと思います。と。
(ここですかさず仲手等々の手数料を伝えて、手取り金額を計算する。)
店長→これだけ長い期間所有していて、希望とは少し遠いかもしれないけど、確実に売れて、これだけの金額が手に入るんですよ?!検討して頂けませんか。と。
(や~これが交渉だって思うぐらい空気を変える人だった。嫌味もなくとにかく事実を伝えて気持ちを折っていく。それで最後に現実的な部分を伝えて、揺らぎを与えたら後は一気に行く。)
奥様→じゃあちょっと主人に聞いてみる。(冬の間は暖かいハワイでゴルフ三昧のご主人に国際電話)
奥様「あのね例の物件の件でいつもと別の会社さんが来てね、あの部屋を買いたいって言ってる法人があるって言うのよ。金額は~って言うんだけどどうしたらいい??」
主人「そんなんダメだ!!安く買って再販するに決まってる!!じゃあ・・・・・・・後最低200は上げさせろ!!」
奥様→主人が後200上げてくれれば考えてもいいって言ってるんだけど、それぐらいどうにかならない?!
店長→ニヤリ。やー奥様それは難しいかもしれないですね。でも!!やるだけやりましょう!!ただ、金額が出た時には納得して売って下さいね!!それからもう一声とかは難しいです。すいませんがもう一度ご主人様に連絡して頂いて、その確認をとって下さい。
再度ハワイに連絡を取ってもらって店長と主人が話す。
金額は難しいけど、何とかやれるだけやってみるから、もし金額が出たらそれで進めるということを確認して、「頑張ってきます!!」って電話を切る。
(いやはや、俺自身はこの時点で「何で金額も合わないのに頑張るとか言ってんだろ??200も上げるわけないんじゃないの??」って思ってた。)
そこから無駄話もそこそこに客宅を後に。
数メートル歩いたところで店長に肩パンをくらう。
「おめでとう!!初契約だな!!」
「??????????」
結論から言うと、業者の値段ははなから200万上の金額だったらいし。
具体例としては、初回交渉時→2180万、媒介時→1980万、買取価格→1000万(実際が1200万)だったということ。
とにかく二ヶ月目に初契約は出たものの、名義人の数やら、現住所やら、委任状、サイン証明、業者、指値等々初契約にして書ききれないぐらい大変な内容だった。
今にして思えばここからすでに苦難の営業人生は始まってたのかもしれない。
でも、大変な契約とか内容が多ければ多いほど、仕事には真剣に向き合うし、それだけ時間もかかるけど、その経験は必ず次につながるし、何よりどんなケースにも動じなくなる。
初めてやる事は色々ぶつかりながら、汚れながら、それでも最後までやる事で必ず自分に返ってくると実感してる。
4月の店舗再編の影響で、この契約の決済も一人で行くことになる。
初決済一人きり。
業者がかなり付き合いがあったから文句言わずに手伝ってくれたけど、このぐらいから本気で辞めたいと思うことが多くなった。
これもまた長くなるから別の機会に書こうと思う。
前職は一つ一つの内容が濃すぎて総括するには時間がかかりすぎる。
その分多くを学んだし、自力になったからこそ次に向かえた訳だけど。