兒玉@上海です。
上海は今週からちょっと気温が上がってきている感じがします。
まだ寒い日が続くものの、春が少しずつ近づいている感じがします。
実際、弊ショップFASICARTでも、春物のシャツがすでに動き始めています。
月刊ネット販売で、マガシーク社長井上氏へのインタビュー内に、
中国事業に触れているところがあったので、ちょっと共有をば。

NTTドコモにマガシークが株式公開買付けを実施されたことからの流れです。
中国事業は想定通り
――ゾゾさんは中国のサイトを閉鎖したが、御社の中国展開の状況は。
ゾゾさんの撤退で、日系アパレルを扱うのは当社くらいになりました。現地の日系企業からも期待されていて、単価は安いですが、メンズがとくに売れています。中国はレディース先行型のアパレルが多く、メンズは、スーツは多いけれどカジュアルは少なく、値段も高い。そういう意味で、手ごろな価格のメンズアパレルはニーズがあると見ています。
――進出前の想定と比べてどうか。
流入数は想定値を下回っていますが、コンバージョン率は高いです。日本よりもずっと高いという印象ですね。まだ、選択肢が少ないということも関係していると思います。現状、三十数ブランドを扱っていますが、3月くらいからはブランド数を増やしていきたいと思います。
――ゾゾさんは苦戦したが。
「天猫Tモール(旧タオバオ)」で販売したことが失敗の原因ではないでしょうか。あのサイトでは埋もれてしまいます。日本の「楽天市場」に近く、相当の広告費を出さないと、気づいてさえもらえなえないのが実情です。確かに、モール全体のユニークユーザーやページビューは化け物みたいに大きな数字です。ただ、トラフィックがあっても、トランザクションがありません。当社では中国に2人の駐在員を派遣していて、当初から「Tモール」では売れないと判断していました。得られる売り上げに対して、広告費がかかり過ぎるからです。当社が出店する「V+(ヴイプラス)」はページビューが若干想定より少ないものの、全体としては想定範囲内の立ち上がりとなっています。2013年度中には単月黒字化を目指すというスピード感で取り組んでいます。
――黒字化に必要な施策は。
「V+」以外のサイトに売り場を広げることも検討しています。品ぞろえの面では、まずは日系アパレルの商品をしっかり売っていくことです。現状、セール品の販売比率が高いですが、いまは顧客を増やすステージなので、低単価でも購入してもらい、プッシュメールなどを送れるようにすることが重要です。
――プロモーション面は。
中国版ツイッター「ウェイボー」の公式アカウントをもっていますが、基本的には「V+」内の日本館で集客していて、マーケティング費用を抑えています。ただ、中国で出版している日本のファッション誌との連携は今後、行っていきたいです。ここまでが抜粋。
>「天猫Tモール(旧タオバオ)」で販売したことが失敗の原因ではないでしょうか
んー。
Taobaoはたしかに競合が多くて埋もれやすいですが、個人的には、
ここ数年の中国においては、Taobaoはやはり必須だと考えてます。
中国のECで圧倒的なシェアを誇るTaobaoは、中国人のお客様の目から考えてみれば、
「一番慣れているネットショップ」「一番使い勝手がわかるネットショップ」であることは間違いないからです。
ブランドやショップのブランディングを考えると、Taobaoだけでは厳しい部分もあるものの、それでも「使い慣れている」という習慣はものすごい強みだと思います。
日本のように、独自サイトが今後どんどん増えてきて、いろんなサイトを使い分けるということ自体に消費者が慣れてきたら、Taobao以外だけでやるのもありだと思いますが、この数年は、中国ECやるのであれば、Taobaoはまず必須で、それ+αという考え方のほうがいいと思います。
「単価が低い」問題はよく言われるものの、それはTaobaoだけでなく中国EC全体に言えることだし、中国で5年ほどECやっている肌感覚と経験から考えると、
「どこから」「誰に」「何のために」お店に来てもらうかで、単価は大きく変わると思います。
マガシークは日本から中国に挑みにきているという意味で、
ぜひ頑張ってほしいし、ウォッチしていきたいと思います。
ただ、提携先のVanclは、去年、杨芳というマーケティング副社長が入社半年で辞めてるし、創業メンバーの1人も2011年に辞めてるし、
過去4年の累計損失が240億円をこえているといわれています。。

いくら累計損失があっても、IPOで資金調達できればまだいいんでしょうけど、
在庫が170億円以上あるみたいなので、今の売上規模から考えたら、この財務状況はヤバ過ぎるので、まぁIPOは難しいんじゃないかなと思います。。
マガシークは、Vanclと組んでる分、競合のTaobaoのことはよくは言えないでしょうし、メディアやVanclへのリップサービスも入ったインタビューなんだとは思いますが、いろいろ考えることができる、オモシロいインタビューでした。
月刊ネット販売さん、情報ありがとうございます!
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