Melloni Long
メロニ・ロング
Russian Drag Queen

メロニ・ロングさんは、ロシア出身のドラァグクイーンであり、
信じられないほど美しいメイクアップアーティストであり、・・・・
ゴーゴーダンサーでもあります。

メロニさんのドラッグトランスフォーメーションは素晴らしく、・・・・・
世界中の多くのドラァグクイーンのショーやイベントなので美しく妖艶な

姿を披露して、現在は、ニューヨークに拠点を移し活動の幅を広げている。

ロシアの首都モスクワにあるバーの控室では、化粧道具やきらびやかな衣装に

囲まれたドラァグクイーン（女装パフォーマー）たちが、合法に開催できる

ものとしては最後となるかもしれないショーを前に、複雑な心情を抱く。

ロシアでは、近く成立する見込みの新法によって、こうした女装ショーが・・・・
禁止され、出演者は罰金を科されたり投獄されたりする可能性がある。
だがこの日開催されたショー「ドラァグレスク・ブランチ」は、

そんなことをうかがわせない陽気な雰囲気に包まれていた。

今のところ、この法律がどんな影響を及ぼすかは分からない。弁護士には
相談したけれど、考えないようにしていると。出演者のメロニ・ロング
さん（38）はこう語った。

議会や大統領がどんな決断を下そうとも、自分たちは悪いことをしていないと
信じている。「私たちのショーはプロパガンダとは何の関係もない。私たちは
創造性を促し、海外だけでなくここロシアで何世紀にもわたって存在して
きた異性装というアートをたたえている」。

ロシアでは昨年以降、LGBTなど性的少数者を支援する著名な団体や活動家の

多くが「外国の代理人」に指定されるなど、性的少数者への圧力が強まっている。

こうした動きは、同国がウクライナに侵攻した2月以降に加速し、政府の

見解に沿わない言論が存在する余地はほぼ消滅した。

新たな法案では当初、成人向けの「LGBTプロパガンダ」に対して・・・・
40万ルーブル（約90万円）の罰金を科すことが提案されていた。
だが議会は間もなく、罰則を2年の懲役刑に引き上げる修正案を可決する

見通しだ。

ロシア人のドラグークイーンアーティストのショー出演者たちは、迫りくる

新法の脅威を前に、今を生きようとしている。
メロニ・ロングさんは「私たちはまだ生きていて、人々に幸せを届けている」

とほほ笑んだ。そばでは、出演者たちが互いのコルセットを締め、化粧の

仕上げをしていた。

メロニ・ロングさんは、笑い声と音楽に包まれた部屋を指さしながら・・・・・
「これが本当に、今ロシアが持つ最大の問題なの？」と問い掛けた。

「最善を望んでいるが、最悪の事態も覚悟している」とメロニ・ロングさんは
語った。ショーが禁止された場合にどうするかはすでに考えている。

「地下に潜って、さらに伝説的な存在になればいいの！」

こちらがメロニ・ロングさんの素顔とメイクアップした顔立ち。

メロニ・ロングさんは、意外にも筋肉質の身体でハンサムですね。

メロニ・ロングさんは、新天地を求めてドラグークイーンの本場である・・・・
アメリカのニューヨークに拠点を移し活動の幅を広げている。