たいちゃん。その3。の巻き。たいちゃんは、ある日突然こぶつきでやってきた。 その猫はたいちゃんには似ても似つかない、ちょっと変わった風貌だった。ガチャ目で青い目に、短いしっぽ。おまけに鼻は詰まっていて、ブタのようにブーブーないていた。明らかに迷惑そうなたいちゃんに、それからというものその猫は毎日、たいちゃんにくっついてやってきた。嫌がるたいちゃんの後ろを、へこへこした子分のように、ブーブー鳴きながらついていく。わたしはその猫をブーちゃんと名付けた。(いかにも8歳の子が考えそうな名前でしょ?) ブーちゃんはたいちゃんとは正反対の性格だった。イタズラはするし、ルールは守らない。ナイフ工場のおじちゃんの仕事場に入っては、いろんなものに触っては、イタズラしまくった。 普段は冷静なたいちゃんも、お行儀の悪いブーちゃんにイライラ。しっぽと耳をピーンとたてて、『いい加減にしろよ!』と言わんばかりにひどくイライラしていた。たいちゃんは羞恥心がすごくあったと思う。ブーちゃんがわたし達に迷惑かけてはバツが悪そうに、本当に申し訳なさそうにしていた。『こんなやつ連れてきて申し訳ない…』そう言ってるようでした。 けど、たいちゃんは結局のところお人好しで、そんなブーちゃんを見捨てることなく、よく面倒をみていた。ブーちゃんと一緒にいる時は、我が家には入れてもらえなかったたいちゃん。(ブーちゃんはイタズラをするので我が家には入れてもらえませんでした)そんな時はよく裏の原っぱで一緒に遊んでいた。 一見たいちゃんがブーちゃんをシカトしてるのかと思いきや、しっぽをさりげなく動かして、じゃらしてる姿が、なんだかとっても微笑ましかった。 わたしはそんなたいちゃんが本当に大好きだった。 それから間もなくしてだった。毎日我が家に来ていた、たいちゃんが、めっきり来なくなったのは・・・・。つづく。今日のきまぐれぷぅちゃん写真天気が良くて、窓際でぷぅちゃんがぼぉーっとしていたので思わずパチリ したら、すかさず 撮影拒否。女の子の気の抜けたお顔は撮ったらいけないみたいですランキングに参加していますブログ読みついでと言ってはなんですが、最後にぷにタグクリックお願いします にほんブログ村