観劇日記 試験管ベビー 51st capsule 「試験管ベビーの輝虎配膳とえとせとら」 | ソメのブログ

ソメのブログ

ブログの説明を入力します。



 「輝虎配膳」作品としては全く知らない状態で観させて頂きました。試験管さんのこのシリーズはとても好きだったりします。歌舞伎や、狂言を現代の流れにのせて話を作ってくるのは毎回楽しみにしております。
 お勝役の宇野さんの義理の母を必死に守ろうする姿に泣かされました。前回の作品とは全く違う一面を観させてもらって彼女の芝居の表現力に驚きました。
 羽多野さんの悪い芝居も何だか新鮮でした。割と笑いや和ませる役の印象が強かったので。
 越路役のまつもとさんの凛とした母親姿もカッコ良かったです。
 講談師役の加藤さんはある意味安定してますね。お客様をのせたり、引っ張っていく姿はやはり上手い。
 鞍本さんの企みを持った芝居も楽しませて頂きました。
 「えとせとら」として、「柿山伏」「三本の柱」「棒縛」「附子」の狂言を試験管調にアレンジして演じられてました。
 まずは講談師の三人から、加藤さんの安定感は本当に上手い。乗せ方、引っ張り方、特殊効果的な後での動き、本当に楽しませて頂きました。
 鞍本さん、新鮮さというのかな可愛さの中に懸命さがあって微笑ましく観させて頂きました。
 賀久さん、終始一貫しての笑顔とはっちゃけ具合は面白かったです。
 かこさんの巧みさが出てたように思います。柿主としてのしたたかさ、「棒縛」での主人としての傲慢さと、「附子」で観せた最後の自分の企みが外れて想定以上の最悪な状況に泣くしかないという表情もこちらから観ると笑わせて頂きました。
 「柿山節」伊藤さんのなんとも滑稽な姿は笑わせて頂きました。
 「棒縛」賀久さんと五藤さんの掛け合いは上手いなぁと。終わり方も笑わせて頂きました。
 「三本の柱」、加藤さん、鞍本さん、森本さんの掛け合いも面白かったし、三人のはっちゃけ具合が何とも楽しませて頂きました。そこへ賀久さんも加わってのまさにばか騒ぎは観ていて面白かったです。そんな中で唯一冷静な村上さんの存在も面白いですね。
 「附子」宇野さんのおバカ加減が何とも楽しかったし、森本さんの頑張りは凄かったなぁ大変だと思うのですが。
 かこさんからコメントを頂いたので私なりの考えですが、歌舞伎は「情」だったり心の部分が多くの場面を占めます。なので現代風にしても楽しいし、昔とのギャップという意味での面白味はあるのでいいとは思います。でも歌舞伎は歌舞伎、試験管さんは試験管さんという別物というかそれぞれの良さで愉しめばいいと思います。狂言に関しては、You Tubeで見させてもらいました。それはそれで面白いとは思うのですが、笑いに特化している演芸であるという事です。そういう意味で「時」というか「時代」が強く反映されるという事です。作品自体の間であったり、会話、テンポが強く関わってくるのだと思います。そういう意味合いで試験管さん作品には今の笑いという意味での面白味があるのです。狂言を否定する気は全くありません。でも時の流れがあるという事です。時代によって変化していくのは致し方ない事なのだと思います。ですから試験管さんの作品の方が私は好きです。確かにYou Tubeで見た作品はオチが違ってはいましたのでそれはそれとしてですが。
 ここらで締めたいと思います、皆様お疲れ様でした。