どうも、水無月です！！

12月21、22日に劇団おぼんろの「ビョードロ～月色の森で抱き寄せて～」という作品の上映会に参加してきました。

この「ビョードロ～月色の森で抱き寄せて～」という作品は2013年に初演をやり、今年2月に再演された作品。

1日目のお昼が再演の映像をみて語り部のアフタートーク。

夜は初演の映像を語り部の副音声と共にたのしむ。

２日目は逆で再演の映像をみてから語り部のアフタートーク。

夜に再演の映像を見ながら語り部+アクターさんたちの副音声で楽しむという内容でした。

この作品私は再演の方には参加していたのですが、初演はまだおぼんろに出会っていなく

DVDでみでみていて、改めて二つをみくらべて総括して素敵な物語だなと思いました。

どちらにも良さがあるしどれが正解とかないなぁって気がしました。

キャストが変わればその人物の見え方も変わったり。

初演はタクモの物語。

私が一番感じ感じたのはタクモのジョウキゲンに対する想いです。

初演の二人の関係性はドライなイメージが強く、タクモはジョウキゲンに対してそこまで干渉していないし

純粋すぎる恐怖というものを感じました。

ラストのシーンの感じはジョウキゲンに対して「ごめんね」という感情が強くでていたかなぁとおもいます。

個人的には「ごめんね、一緒に死のう」みたいな感じ。(個人的な意見)

ここのシーンの照明めっちゃきれいだった。

でも、そんなタクモにも愛情というものは存在していて、それがリペンに対しての気持ちだったのかなぁと。

マスクをリペンに渡すタクモは大切な友人を守りたいという気持ちはあったのかなぁとおもいました。

初演のジュペンさんはめっちゃ悪でリペンにたいしてもユスカに対しても愛情のカケラすらもないみたいな。

でも、やっぱり一番人間臭い人だなとおもいます。

リペンを殺してしまったあとに大切だったことに気付くジュペンさん…なかなかしんどかった…

初演のリペンは男の子だし、最初はすごく無知な感じでバカなのに、いろんなことをしっていって

すごく成長する人物だなぁとおもいました。

だから、ジュペンさんに会いに行ったしタクモを殺そうとする父を止めたかったんだなという。

自分が死んだら大切なことに気付いてくれるかなという想いもあったのかなぁとか色々考察してしまった…

再演の方はジョウキゲンの物語。

全体的に愛情という部分が全員深くなっていてちゃんと心があるなとおもいました。

ジョウキゲンへのタクモの対応も嘘をつくためらいが見えたり。

再演のラストシーンのタクモのジョウキゲンに対しての想いはごめんねもあるけど「ありがとう」の方が強いなという印象を受けました。

ユスカとの懸け橋はジョウキゲンだし、いろんな人に裏切られてもジョウキゲンだけは大好きでいてくれたという…

ユスカは愛の人。これは初演もかわらないけど、ジュペンさんに打たれるときのユスカの表情がしんどすぎた…

殺されることを受け入れているというところに、父に対しての愛情を感じました。

再演のジュペンさん心があった…

リペンに対しての愛情も最初からあるし、ユスカに銃を向けたときもためらいがみえて、

再演に参加したときに憎めない人だなと思ったのはやっぱりそのままだなという気持ち。

そして再演は何と言ってもアクターさんがすごい。

ジョウキゲンが生まれるシーンはホントに不気味。

ジョウキゲンが種にするシーンもリアルになって、想像力で補ってた部分が目に見えるってやっぱりしんどい…

再演レポでも書いたけど壁画はホントにすごくて圧巻です！！

見比べてみるといろんな発見ができて楽しかった。

でもこの物語はおぼんろ作品の中でやっぱり一番しんどい。

序盤の明るさが後半に響いてきて基本的に泣きっぱなしでもう頭痛かった笑

でも、やっぱり好きな作品だなとおもう。

語り部さんたちの副音声やアフタートークはいろんなことがきけて楽しかったです。

個人的に衣装担当の永田さんとの話が深くて、ものづくりそういうのだよねっておもいました。

世界感が確立しているなかで、いろんな方の力でパワーアップしているおぼんろすごい…

めぐさんが再演の最初の語りでのビジュアルについて話していましたが、

本公演中にこんなことがあったので貼っておきます。

楽日マチネ客入れ中。
めぐさん「この姿ユスカのお母さんイメージなのよ～」
ワイ「え！？」
めぐさん「そうなのよ～だからわたしは母なのよ笑」
鎌苅さんがくる
めぐさん「わたしはユスカのお母さんって話をしてたの(説明)」
鎌苅さん「かーちゃん！！！！」#おぼんろ #ビョードロ
— 水無月@友華 (@minaduki_1108) 2019年2月17日

4人でトークしてるのにめぐさんとたくまくんは覚えていて、

さひさんと倫平さんが忘れてるみたいな場面が結構あって、

同じ会話してるのにかみ合ってないかんがすごくて笑いましたｗｗｗ

脚本を書いたときのエピソードなども含めて裏話をきけるのは個人的にすきなのでもっと聞きたい。

弁士タイムの話してたけど、私はキャガプシーの初演から参加しているので

弁士タイムは映像でしか見たことがなくて、毎回たのしそうだなっておもってます。

大弾幕もすきです。

ビョードロで復活したの嬉しかった。

あ、そう。今回の鑑賞会でオリジナルカクテルというものがありました！！

考案したのは倫平さん！！

全部飲んだけどおいしかったです。

ラベルがかわいくなってました。

久々に語り部さんたちにあえてちょーたのしかった！！！！

いつも変わらず安定のおぼんろって感じの空気感がすきです笑

来年の本公演も楽しみにしております。

ビョードロ上映会。