永久気管孔と気管切開の違いは?
臨床で永久気管孔の方に出会ったたため調べてみました。
永久気管孔と気管切開は全く違います。
永久気管孔とは、喉頭がんなどで喉頭を取り除いた方に設置されます。
気管の通り道の喉頭を取り除くと、呼吸ができなくなります。
ですから、喉の前に孔を開けて気管つ繋ぐのです。
これが永久気管孔です。
気管切開であれば気管は一応口と繋がっていますが、永久気管孔では全く繋がっていません。
つまり、誤嚥のリスクはなくなりますね?
その代わり、声帯を空気が通らないので発声ができなくなります。
発声には食道発声法や電気発声法がありますが、これは専門の指導を受けなければならないためこちらをご参照下さい。
その他に永久気管孔で注意しなければいけないのは、水を入れないことです。
永久気管孔とは直接肺と繋がっていますから、誤嚥性肺炎のリスクも高く、簡単におぼれてしまうことになります。そのため、入浴もできなくなります。
また、嗅覚がほとんどなくなるそうなのでガス漏れや腐ったものを食べてしまわないよう注意が必要です。
永久気管孔と気管切開の大きな違いはそんなところです。
リハビリの内容自体というより、管理の仕方が大きく違いますし、メカニズムも違います。
永久気管孔の人が肺炎にかかったときに、
『これは、誤嚥したのではないでしょうか?』
なんて言うと笑われてしまいます。笑