ロハンのブログ2(仮) -11ページ目

ワン・バトル・アフター・アナザー

観終えた今でも、覚えきらないタイトルなのですが、誰かいい邦題つけられなかった

のかしらと思うものの、ポール・トーマス・アンダーソンはいままで原題のままでしか

やってないようですね。これは海外でもそうなのかしら。何かこだわりがあるのかな。


展開が最後の最後まで予測不能で、最後まで強く惹きつけられました。

こういうオリジナル脚本の映画が観られることが結構減ってきたので、

ちゃんとスクリーンで観られるのは嬉しいかぎりです。


監督も好きですが、出ている俳優さんも好きな人ばかりで、

ディカプリオにショーン・ペンに、ベニチオ・デル・トロを一つの映画で

堪能できるなんて贅沢なこってす。三者三様の魅力をもった‘おじ’達を味わえます。

こんな役はディカプリオ以外無理だろうと思うし、ショーン・ペンもこの役よく

引き受けたなと思うくらい振り切った役です。そしてベニチオ・デル・トロは

ただただ渋かっこいい。シリアスな役も多かったから、今作の少し力の抜けた役は

久々な感じがします。

少しだけ今からは先の世界を舞台にしている感じでした。

予告編では一体どんな映画なのかよく分からなかったのですが、観終われば

まったく難解なことはなく、とてもシンプルで分かりやすく、だからといって

多くは語らない、しっかり観る側の感じ取る力を養ってくれるいい映画でした。