理学療法学生 吉田裕紀

理学療法学生 吉田裕紀

藤田保健衛生大学で理学療法を専攻する学生です。
学んだことを output する場として活用していきます。

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2014.11.16
名古屋学院大学

4ヶ月ぶりに学会に参加。
認知症予防、運動イメージ、足部の解剖とバイオメカニズム、身体運動学の発表を聞いてきた。
そのなかでも、認知症予防と身体運動学は興味が持てた。

前島洋先生
・地域で他者と一緒に運動を行うことで、QOL増加と運動機能・認知機能の退行予防が可能。


松井崇先生
・元の認知機能が高い人は認知症になりにくい。

・筋力増強の際、筋グリコーゲンが運動後の休養により超回復するように、
 大脳皮質や海馬の脳グリコーゲンも超回復する。
 運動時、脳は乳酸やグリコーゲンをエネルギー源として、活性化する。

 したがって、運動休養により脳グリコーゲンの超回復を促すことで、認知症の予防が可能である


島田裕之先生
・身体活動、認知活動、社会的活動の3つを複合して、飽きずに楽しくできる活動が認知症予防に繋がる。


工藤慎太郎先生
・扁平足等の足部の変形により、高齢者の転倒は増加する。

・扁平足により、踵骨回内、前足部外転が生じ、過剰努力による底屈モーメント増加が生じる。


江玉睦明先生
・アキレス腱障害は下肢障害の中で多く、腓腹筋内側頭の腱の障害が多い。

・腓腹筋内側頭は内側から外側にかけて走行し、踵骨隆起の外側に付着する。
 また、ストレッチの際、踵骨を回外させると腓腹筋内側頭と外側頭が伸張され、ヒラメ筋が短縮される。

・腓腹筋とヒラメ筋のねじれが大きい程、ストレスがかかるため、アキレス腱障害のリスクが増加する。

・MRIならば、生体でも腓腹筋とヒラメ筋のねじれを分類できる。

踵骨回内を促すことで、アキレス腱障害を予防できるかも!!


山田南欧美先生
・主成分分析により、共通性とばらつきが分析できる。
 共通性はスタンダードとしていけばよい。
 ばらつきは有効かどうかを判断するポイントとして、さらに研究を進めることができる。


2014.7.19
ネット

吉田裕紀
疼痛ー臨床のための基礎知識ー


一つ上の先輩方のテレビチャットを用いた勉強会にて発表させていただいた。
あるサイトのテレビ電話機能を用いて行った。

1.発表者はパワーポイントを共有するため、顔が見られないという特徴に甘えて、原稿を見ずに発表する練習をせずに臨んでしまった。しかし、ネットのトラブルにより、顔が映った状態での発表であり、原稿を見ている姿を見せてしまった。発表者が原稿を見るのは聴衆の注意を逸らしてしまうということからよくない。これは自分への甘えの結果起こった失敗である。今後はあらゆることを予測して、最高の準備をして、発表に臨む必要がある。

2.勉強のための勉強となっていたことを指摘していただいた。実際に臨床に使えないと意味がない
とても強く感じた。今後、今している学習になんの意味があるのか(=価値)を考えながら、臨床につなげて考えていきたい。

PRESIDENT (プレジデント) 2013年 8/12号 [雑誌]/プレジデント社

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価値を考えることが大切という話はマルクスの『資本論』に記載されているらしい。最近この雑誌を読んで知った。

マルクスの『資本論』は307ページもあるため、読破が大変だと思われる方は、ぜひ上記の雑誌を読んでいただきたい。

資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)/岩波書店

¥907
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3.今回でテレビチャット勉強会に参加させていただくのは2回目であった。実際に働かれている方々とお話できる機会は実習以外に少ないため、今後も積極的に参加させていただき、臨床の刺激をいただきたいと思う。今はまだ先輩方に勝てないという劣等感があるが、少しでも対等に話せるように知識臨床力をつけていきたい。
2014.6.29

大工谷新一先生
運動器疾患の評価と理学療法


あまり詳しく授業で習わなかった運動器疾患についてのお話。理論が新鮮で、興味深いものがたくさんあった。

1.外力の種類は牽引、圧縮、剪断3種類。これらが組み合わさって屈曲や回旋も含めた5種類が骨折の原因となる。
牽引では軟部組織が、圧縮では骨軟骨組織が、剪断では挟まっているものが壊れる。

2.急性外傷は組織の強度を超える力がある1回にかかることにより起こる。
 慢性外傷は度重なる外傷により強度が下がっていくことにより起こる。
 従って、慢性外傷は受傷のきっかけだけでなく、なぜ強度が低下したかを知る必要がある。



3.クリニカルパスはあくまで「その動作を遂行してよい時期」。「その動作を練習し始める時期」ではない!
 その時期までに予測可能なimpairmentをつぶすことで、加速的な理学療法ができる!

これで今回の休みに参加した勉強会の復習は終了!
後一回先輩方の勉強会で2回目の発表を残すのみ。もう少しでおそらく最後の実習。
勉強会の準備、英文献、下肢関節と疼痛の学習をしていきます!