2017年のアメリカ映画です🇺🇸

1950年代のアメリカが舞台の作品です。

監督はウディ・アレン。

1950年代のコニーアイランド。

遊園地のレストランでウエイトレスとして働く元女優のジニー（ケイト・ウィンスレット）は、再婚同士の夫（ジム・ベルーシ）と自分の連れ子リッチー（ジャック・ゴア）と一緒に、観覧車の見える部屋に住んでいた。

平凡な日々に幻滅し、海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望のミッキー（ジャスティン・ティンバーレイク）とひそかに交際するジニーだったが、ある日久しく連絡がなかった夫の娘キャロライナ（ジュノー・テンプル）が現われたことで歯車が狂い始め……。

ウディ・アレン…好き嫌いが分かれる監督だと思いますが、私は大好きです。

登場人物が皮肉や屁理屈をこねながらペラペラ喋るのが苦手とおっしゃる方もいらっしゃるようですが

私はこの有無を言わせないテンポが痛快で好きですね。

音楽がお洒落で鮮やかな色彩の映像も好みです。

で、本作ですが

期待を裏切らない作品でした。

主演のケイト・ウィンスレットが素晴らしかったです。

『タイタニック』のローズです。

華のように可憐だった彼女ですが

日に日におばちゃん化しています。

それがもうサイコーで

本作で演じたヒステリックで欲求不満な主婦役はハマり役だったと思います。

すっかり実力派になりました。

大好きな女優さんです。

登場人物はみんなクズでした。

アル中でDVの夫、不登校で放火癖の息子、ギャングと駆け落ちした夫の前妻の娘、不倫相手のライフセーバー…

クズだけど何故か憎めないキャラはウディ・アレン作品の特徴ですね。

長生きしてもっともっとたくさんの映画を制作して欲しいと思っています。

本作はウディ・アレン作品としては珍しく

悲劇的な余韻を残してのラストでした。

ラスト前にケイト・ウィンスレットがまくし立てる長回しのシーン…圧巻でした。

面白かったです。

お薦めです。

女と男の観覧車