
http://www.rusmuseum.jp/index_pc.html
本来、絵画には、興味がないのだが、19世紀ロシアに生きたドフトエフスキーの作品の背景を少しで
も知りたいと思ったからだ。
主催の産経新聞の記事で、貴族だけでなく、下層の庶民の生活をありのまま描いていると、紹介されていた。
http://www.sankei.co.jp/culture/russia/russia070308001.htm
期待通り、写真に残されていない当時の人々の生活を垣間見ることができた。
19世紀後半、「移動派」と呼ばれる、展覧会を大都市に限定せず、あちこちの都市で開催し、民衆の啓
蒙に努めようとした一派が登場し、ロシア美術界を席捲した。
実際には、彼らは、本当に農村や社会の下層を対象にして、展覧会を開いたのではなく、地方都市の教養
ある層の覚醒に寄与したということだったらしい。
ドフトエフスキーは、同時代に生きた彼ら風俗画家を、非常に高く評価していたようだ。
豊かな感性を持ち、19世紀後半には、ついに世界を驚かす実力をつけたロシアの文学者、芸術家たち
は、しかし、ロシア革命以降、ソルジェニーツインが「収容所群島」に、実名で、詳細に書いた、粛清を受
けて、文字通り、根絶やしにされることになる。