腹枕に暮れていた痣は水面に化けた
滔々と通り雨浅はかに映る月
朦朧が手酌して毒を猪口に注ぎ
糸口で飲み干せば私は生きる事を忘れる

戯れ廃棄物戯れ無意味戯れ無縁墓
美麗僅か僅か風に止まる美麗句のみ
生きる事を許してくれますか
悄々の黍上に餓えた只の灰

十六夜華は涸れ根は腐り
天に召される旅で笑う大いに笑う