アニソングランプリが終わって、もう一ヶ月経つんですね。
未だにあの場に居るように、胸が熱くなって色んな感情が溢れ出して・・・全然忘れられない。
こうして立ち止まったまま、まるでアニグラの亡霊にでもなりそうな、齊藤淳です。
今日でラスト。のはず。
振り返るのも今日で最後。のはず。
シーンは、リアルタイム投票発表前の舞台袖から。
では、参ります。
間もなくリアルタイム投票の結果が発表される。
誰が通過しそうか、自分には可能性があるのか・・・
そんな所にまで考えは至らなかった。
唯々、通過は自分であってくれと願っていた。頭にはそれしかなかった。このまま負けられないと。
あの舞台袖で他に何を想ったのか、全然覚えていない。本当にその願いだけが頭に広がっていたんだと思う。
そんな中、唯一覚えているエピソードが一つ。
舞台袖では入場する順番に並んで待機していたから、隣が駒形さんだった。
誰も誰とも話してないような状況で、駒形さんが
「齊藤さん、ずっと言おうと思ってたんですけど・・・・」って急に切り出してくる。
それまでほとんど話してなかったし、切り出し方がなんともドキドキ感に溢れていたので、ぎこちなく
「う・・・、うん。」と返すと
「齊藤さんって、めちゃめちゃ足長いですよね。」 って、言ってくれた。
それに対して
「うん・・・長いよ。」って。
それしか言えなかった俺は0点です。いや、もうマイナス突き抜けゴメンナサイ。
心ん中では「いやいや、アンタも底抜けにスタイルいいから!!」って思ってたんです。
なんて余裕の無さ(笑) 反して駒形さんの自然体の素晴らしさ。素敵でした。ごめんなさい。
そんなこんなで入場です。
物凄い緊張状態で入場。
なんだかよくわからぬまま、発表が始まる。
確か、俺は目を瞑っていたと思う。 東さんからサクッと通過者の名前が読み上げられると思ってたから、それを怯えながら待っていた。
でも、実際はサクッと読み上げられるんじゃなく、自分たちの後方にあったモニターに票数と共に徐々に表示されていく方式だったんですよね。
それを知らずに目を閉じたまま待っていると、会場から「おおっ、おおおおおーーー」みたいな声が聞こえ出した。
その声がピークに達した頃に異変に気付き、辺りを見渡してモニターに気付いた。
モニターを見た瞬間だった。
一位の欄に自分の名前が表示され、同時に東さんからも名前が読み上げられた。
願ってはいたが、自分が通過する場面など全く想像も出来ていなかった。
あの時の喜びは、言葉で表せるような感情じゃなかった気がする。
何より、票数。
WEB投票で決勝に進めた身ですが、その時は正直あんまりピンとこなかった。
半信半疑な感じとでも言うのか、そりゃめちゃめちゃ嬉しかったけど、実感があんまり湧かなかった。
でも今回のこれは・・・票数の重みが心を貫いて、動けなくなって、気付いたら涙が。
細かい数字は覚えてないけど、ざっくり言うと5000票以上かな。そんなに多くの人が支持してくれるなんて、信じられないくらい嬉しかった。
一生忘れないであろう、心からの感謝と、喜びを、この場を借りてもう一度お伝えたい。
あんなに嬉しい事はありません!!皆さんほんまにありがとうございました!!
そして、大変なのはここからでした。
2ndステージの対戦相手が決まる。
水木さんのゴッドハンドで・・・対戦相手がこのみんに決まった。
誰と戦ってもひっじょーーーに厳しいのは百も承知でしたが、88点ダントツ首位のこのみんです。
なんか
ハーーーーーーン!!
って感じでした。どうにも上手く言えませんが、なんかもう
ハーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
って感じでした(二回目)。どうにか伝わりましたか?(笑)
大阪予選から、このみんにはフルボッコされてる感じだったんですよね。
1stでも自分の直前に高得点叩き出されてるし。
彼女には何を言っても軽く受け流されるし(笑)
年齢半分の女の子に完全にやられっ放しでしたからね。
悔しいから、ちょっと陽動作戦的なのを仕掛けてみたんですよ。
対戦が決まった直後、このみんと共に控室へ向かう時にこんな会話をしました。
「なーなー、このみん。次何歌うん?」
「ダイアモンドクレバスでーす。」
「へー、そうきますか・・・。」
「齊藤さんは何歌うんですか?」
「ん?俺?・・・・・・教えへーん。」
「えーーーっ」←withこのみんsmile 
まあ、確かにちゃちな仕掛けではあったが、このみん全く動じてなかったよね(笑)
「教えて下さいよーーー!!」的なのもなく、やっぱり受け流された。
恥ずかしくなって、逃げるように控室に向かったわ!!早足で。
というわけで、完全無欠のこのみんとの対戦になったわけですが、だからと言ってビビってたわけでもないんです。
やっぱり、リアルタイム投票の結果は物凄い自信と勇気を与えてくれてました。
決勝の舞台でもう一度歌える事に誇りを持っていた。
「貰った命を無にするような戦いにしたらアカン」という気持ちもプレッシャーではなかったです。
相手が誰とかじゃなくて、自分のベストを思い切り表現しようと。絶対できると思っていました。
感情が穏やかに昂ぶっていたように思います。
そしてこの後、感情を激しく揺さぶる出来事があった。
2ndステージの前に、一旦控室に戻らなければならなかったんです。
控室に入るかどうか、正直躊躇った。
どんな顔して皆に会えばいいかわからないという思いが、少なからずあった事は否めません。
今、俺は邪魔かもしれないと。
そうやって控室前で惑っている時だった。
とある出場者と通路で出会った。
その子は、涙でぐしゃぐしゃになっていたにも関わらず、立ち止まって俺の目を見て
「齊藤さん。頑張って下さいね!!!」って言ってくれた。
その瞬間堪え切れなくなってトイレに駆け込み、気付いたら俺は声を上げて泣いていました。
その子の気持ちを推し量ろうもんなら、理解できない程に優しくて暖かくて。
とても大きな気持ちを託されたような気がして、一気に胸が一杯になって激しく掻き乱された。
ほんまに堪らなかった。
その後気持ちを無理やり落ち着けて、控室にチラっと戻ったけど、皆同様に暖かくて・・・ずっと胸がはち切れそうだった。
アカン!!
思い出しただけで、なんかもうヤバいんでここで区切ります!!!
予告します。次でほんまにラストです。
次に全部ブっこみます。
何故まだ燻った火が消えないのか、ずっと考えてます。
燃え尽きるために、死に場所を探すように辿り着いた場所ではなかったらしい。
なんてな。
今日も長々とすんませんでしたーー
齊藤淳でした。