まだまだ暑い夏が続いておりますが、みなさんお変わりありませんか?
8/11(土)になんば白鯨で行われた、サイコ・フォールズの模様をお伝えいたします。
お盆の直前にもかかわらず、たくさんの人達が会場へ足を運んでくれました♪
いつもは鮎川が様々な事象を斬る「鮎は思う」を行う前半ですが、今回は鮎が旬!
「何が旬なの!?」と思われた方もいらっしゃるはず!
実は現在、鮎川ヒロアキは危機に瀕しています。端的に言いましょう。
“住みか”がなくなるかもしれません!!
スペースの都合上、全てをお伝えすることはできませんが、ピンチの到来を臨場感たっぷりに説明する鮎川。
市営住宅に申し込みをしたものの、次点という惜しい結果に……。誰かが入居をあきらめれば、すぐに鮎川家に御鉢が回ってきます。
「そのうち良い知らせが届くはず!」
鮎川は希望を胸に抱き続けました。
待てど暮れせど、「鮎川さん、入居が決まりましたよ」という知らせはきません。
今の住まいは8月中に出ていかなければならず、安穏と構えてはいられないのですが、それを舞台でネタにしてしまうのが芸人のさが!
迫力たっぷりのトークに、盛り上がる客席。
鮎が旬は、来月も続編があるかもしれません。
かなりスリリングな鮎川家の事情ですが、みなさん次回もご期待くださいませ。
後半はガラリと変わってシリアルなトーク。今回のテーマは求。
要求や欲求を構成する漢字の「求」。
人間の欲望とも深く関わるワードです。
過度な要求をしすぎてもいけませんが、全く要求できないのもNG。
「甘えすぎてもいけないし、甘え下手も良くない」というのに似ているのかも?
昔は要求下手だった桜子。小学校時代は、人の要求を聞き過ぎてずいぶんと辛い目に遭遇したそうです。
しかし今ではかなり改善され、精神的にしんどい要求は断れるようになりました。何事も訓練次第でコントロールが可能になります!
終盤では、アブラハム・ハロルド・マズローが提唱した欲求5段階説に触れました。
マズローは人間性心理学の生みの親と称される、心理学界で重要な位置づけの人物。
1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.所属と愛の欲求
4.承認の欲求
5.自己実現の欲求
の5つに分けることができます。
生理的欲求は、睡眠、食欲、性欲。安全の欲求は、身の安全など。所属と愛の欲求は、恋人や家族に関するもの。
承認欲求は、みなさんも耳にしたことがあるでしょう。他者から認められたいという気持ちに関する欲求。「自分で自分の価値を認められるか?」といった、自己肯定感にも関連しています。ここまでの欲求が欠乏欲求。
残された自己実現欲求とは、成長欲求と呼ばれ区分けされています。「何かを創造したい」といったアーティスティックな欲求や、時を忘れるような至高体験を目指す欲求です。
桜子も鮎川も欠乏欲求は、そこまで満たされていません。
「しかし自己実現の欲求は満たされている」と明言。
例え住まいがなくなりかけても自己肯定感が低下することなく、危機的な状況のエピソードを笑顔で語れるのはそのためかもしれません。
みなさんも「今の自分は何がしたいのだろう?」「どの道を目指しているんだろう?」と迷った際は、マズローの欲求5段階説を確認してみましょう。
きっと何かのヒントが見つかるはずです!
8/26(日)は、鮎川ヒロアキが新イベントクロストークに出演いたします。
鮎川ヒロアキ×三宅隆之 クロストーク
~当事者と支援者の視点~
【2018.8.26(日)】
会場
十三シアターセブン
開催日
2018年8月26日(日)
18:30開場 / 19:00開演
料金
前売:1,800円
当日:2,000円
(※1ドリンク料金 500円 別途要)
出演
鮎川ヒロアキ、三宅隆之
ワンネスグループで依存症支援を行う三宅隆之さんと、鮎川ヒロアキが、依存症、精神疾患、当事者の苦しみ、生きづらさの正体、支援者の取り組み、回復への道、辛い経験を笑いに変える方法、などをあますことなく語ります!
詳しい情報はシアターセブンのHP↓をご覧くださいませ。
http://www.theater-seven.com/2018/ev_180826.html
写真・文 高田豪