日本国宝展
劇団 「前回の記事でCSさんは、
人間は祖先の類人猿の時代から集団で生活して共同で狩りなどを行っていた。
そのため、言語を持たない時代から脳内の意識空間では集団内の自分の立場を
把握していたり、
現実の狩りの時にも森に散らばった狩猟グループのメンバーがどの場所にいるかを
無意識にイメージしていたわけです。
という事で、その祖先から受け継いだ能力が現代で最も発揮されている例として、
サッカーの中田英寿は、現役時代には試合中にまるで上空から俯瞰しているように
競技場の自分や他の選手達がどの位置にいてボールを追っているかを頭の中で
イメージしながらプレーしていたそうです。
彼は常人離れした空間把握能力を有していたわけです。
と説明していたんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「そしてわたしはその空間把握能力から
世の中にはシャアのように戦場という広い空間で周囲の人間全ての動きを
把握して支配する力を持った人間がいるんです。
とさらに敷延して、
空間支配能力
と名付けました。」
劇団 「まとめますと、
周囲の人々と自分の位置関係を頭の中で空間的に把握する→ 空間把握能力
さらに同じ空間内にいる周囲の人々の動きを支配する → 空間支配能力
ということでしょうか。」
CS 「おおまかにはそう言えるでしょう。」
劇団 「でも、CSさんは、
日本人は西洋人に較べて空間把握能力、空間支配能力がともに低い傾向があり、
その理由については次回の記事で説明する。
と話していましたがそれは何だったんですか?」
CS 「その理由について、前回の記事のコメント欄に書き込みされていた方が
3人いたのですが、
農耕民族(日本人)と狩猟民族(西洋人)の違いではないか?
という共通した意見がありました。」
劇団 「ボクもそれが理由だと思いますよ。」
CS 「確かに日本人の特色というと一般的に稲作文化を連想するのですが、
必ずしもそうとは言えないんです。」
「日本の稲作の起源は諸説ありますが本格的に定着し始めたのは
西日本が紀元前500年前、
東北地方に伝播したのがそれから100年後のいわゆる弥生時代と
されています。」
「そう考えると、日本人が農耕民族として活動した期間は現代までを含めると
2500年となります。」
劇団 「2500年とは結構な長さですね。」
CS 「ただ、人類の農耕の起源は7000年前のメソポタミア文明までさかのぼるんです。」
「そして、我々が西洋文明の発祥地と考えるギリシャでは紀元前3000年の
クレタ文明期にはすでにオリーブ・小麦による農耕が定着していました。」
「そう考えると、西洋人が農耕民族として活動した期間は現代までを含めると
5000年となります。」
劇団 「日本人の2倍って事になりますね!」
CS 「歴史的に見ると、実は西洋人の方が農耕民族なんです。」
「例えば、西暦79年にベスビオ火山の大噴火で発生した火砕流によって
ポンペイの住民1万2千人が一瞬のうちに生き埋めとなったのですが、
ポンペイから発掘されたパン↓

当時のローマ市民は為政者から無償でパンの配給を受け、円形競技場で
行われる剣闘士の試合を観る事が出来ました。」
古代ローマのパンを再現↓

CS 「いわゆる『パンとサーカス』ですが、無償で配るパンの材料となるほど
大量の小麦が生産されていたわけです。」
当時のローマ一般市民の食事↓

同時代の日本人の食事↓

劇団 「同じ農耕民族と言っても、当時の西洋と日本では生活のレベルが段違いですね。」
CS 「日本人が狩猟採集を中心とした生活を行っていた縄文時代は1万5千年続いたと
されています。」
「すると、
狩猟文化(=縄文時代) → 1万5千年
農耕文化(=弥生~現代)→ 5千年
となりますから、実は日本人は狩猟民族だった期間の方が3倍長かった事になります。」
劇団 「そういう視点から見れば、実は日本人は狩猟民族と言えるんですね。」
CS 「ちなみにわたしが波動的見地から見ると、縄文文化と弥生文化は全く異なっています。」
「縄文時代の土器や土偶からは人間本来が持つ非常にパワフルな波動を感じるのですが、
弥生時代以降は一気にトーンダウンするんです。」
縄文期 合掌土偶

CS 「2014年11月に上野・東京国立博物館の日本国宝展を観に行ったのですが
最初に入った第1会場では〈飛鳥→奈良→平安時代〉の法華経や蒔絵、
仏具などが展示されていました。」
法隆寺の玉虫厨子

聖武天皇の遺愛の品と伝えられる鳥毛立女屏風

劇団 「で、どうだったんですか?」
CS 「美術品としての価値はよくわからなかったのですが波動感覚では、
力を吸い取られるような波動だなぁ・・・。
という印象でした。」
劇団 「力を吸い取られますか?」
CS 「展示物の波動にシンクロすると、やせ細った生気の抜けた人々が(お助けください!)と
すがりついて群がっているようなビジョンが浮かんできて、全身の力が抜けてきたので
急いで波動の繋がりを外しました。」
劇団 「すごいビジョンですね。」
CS 「時代で言うと、飛鳥時代のものが特にその傾向が強かったです。」
「縄文時代後期の3500年前から始まった地球寒冷化のせいで狩猟採取による生活が
成り立たなくなり、その替わりとして大陸の水耕稲作を取り入れた農耕文化を中心と
する弥生文化が生まれたわけですが、

飛鳥~奈良時代は農業技術は弥生時代とはそれほど変わらず、一般の人々は
未だ竪穴式住居で暮らしている一方で律令国家が成立し民衆が思い税負担に
苦しむようになった時代でもあり、
そういう時代特有の波動が反映されているという印象を受けました。」
劇団 「それは興味深いです。」
CS 「国宝クラスの展示品になると『個々の作品の波動』というよりは、
『その時代の波動』を反映しているような感触があります。」
「例えば、平安時代になると展示品全体のパワーが増してくるんです。」
金銀鍍宝相華文透彫華籠

劇団 「確かにパワフルな印象を受けます。」
CS 「飛鳥~奈良時代の仏教に関する展示品からは人々が苦しみから逃れるために
すがりつくような波動を感じたのに対し、平安時代の展示品からは密教系の強い
エネルギーを感じました。」
劇団 「空海や最澄による密教伝来が実は日本の歴史に大きく作用していたのでしょうか。」
CS 「波動的にはかなりの底上げになったような気がします。」
「興味深いのが、それが鎌倉時代になると一気に波動が低下するんです。」
劇団 「波動が低下?」
CS 「密教のパワフルな波動から、現代の我々が一般的に仏教と呼んでいるお寺や墓地の
重くて辛気くさい波動になってしまうんです。」
法然上人伝絵巻の波動はキツかった↓

劇団 「一般的に密教は仏教の流派の1つくらいに考えられていますが、
波動的には全く別物なんですね。」
CS 「密教の波動は特殊です。」
「正直、歴史に残るような仏教の名僧の波動を読んでもエネルギー的には
一般人レベルだったりするのですが密教は別ですね。」
「一昔前は化け物クラスのエネルギーを持った人がいたんです。」
劇団 「そんなに密教はスゴイんですね。」
CS 「宇宙系・異次元系のわたしから見ると密教は波動的に粗い気がするのですが、
その分、物質的に作用させる力が強いわけです。」
「中にはスター・ウォーズのフォースのように念力で物質を動かす事が
出来る人もいる程です。」
劇団 「CSさんはそういう事は出来ないんですか?」
CS 「わたしは波動の性質が微細なので物質を動かすのは無理ですね。」
劇団 「物質という事は、人を動かすのはまた違うんですか?」
CS 「物質を動かすのと、人を気で飛ばしたりするのは作用機序が全く別なんです。」
「それはさておき、わたしの波動の性質は遠隔で離れた場所にいる人物の
最も深い部分に浸透させることが得意なんです。」
「これはいろいろな霊能者達にも、
(あなたほど深いところに入れられる人は見た事がない。)
と言われます。」
「もちろん、霊能者に出来てわたしに出来ない事もありますし、密教のような
物質に対する念動力も使えませんから、
そこはHUNTER×HUNTERの念能力みたいなもので、優劣というよりは
得意不得意があるという事です。」
劇団 「波動の性質によって得意な能力は違ってくるんですね。」
CS 「そうです。」
「攻撃手段で例えるなら、
密教が物質的な粒子で刀のように切りつけて肉体を破壊する能力
だとしたら、

わたしの微細な波動は放射能で遺伝子レベルから細胞を変化、
崩壊させる能力なんです。」

劇団 「どちらが攻撃手段として有効かは意見が分かれるところですね。」
CS 「手っ取り早く効果を出したいなら密教でしょうね。」
「本当に力のある密教の能力者はすぐ現実的に結果を出しますから。」
劇団 「そういうものなんですか?」
CS 「これはヒーリングも同じで、
波動的に粗い粒子を扱う気功家の外気放射は患者がその場で身体が熱くなったり、
動いたりするのですが、
気功よりも粒子が細かいレイキヒーリングでは患者が何も感じない事が多いんです。」
「その替わり、本当に力のあるレイキヒーラーは患者のカルマや深い部分のトラウマなどに
作用させる事が出来るんです。」
劇団 「あまり波動感覚が無い一般人からしたら、気功の外気放射の方が効果が
あるように感じるんですね。」
CS 「ただ、わたしのようにかなり微細な波動を読める人間からしたら、
気功→ 肉体レベルにしか作用していない。
レイキ→霊的な深いレベルにも作用している。
とわかるわけです。」
劇団 「でも、霊的な深いレベルに作用しているかどうかなんて一般人には
わからないじゃないですか?」
CS 「ですから、波動の粗い気功家の方が商売としては繁盛すると思いますよ。」
劇団 「でも、CSさんの受講者の体験談を読むと〈指導を受けると熱くなってくる〉と
書いていますよね。」
CS 「あれはわたし本来の波動の他にクンダリーを活性化させているので、波動が
繋がっている受講者の身体が同調して熱くなるんです。」
「加えて、受講者の深いレベルに〈エネルギーが活性化する〉という設定を入れていて、
それが指導で強化されるという両方の理由があるんです。」
「あと、誤解の無いように言っておきますが、クンダリニーが活性化しても熱感がなくて、
帯電感や圧力として感じる人もいます。」
劇団 「では、微細な波動を深いレベルに入れられる利点って何なんですか?」
CS 「利点は2つあって、
1つはわたしが深いレベルに入れた設定に対して、どれだけ優れた霊能者や
密教能力者、気功家、ヒーラーでも絶対に解除できないという事です。
もう1つは永遠性に近づける事ですね。」
劇団 「永遠性?」
CS 「わたしが自分の波動の性質を放射能に例えるのは、
放射能って永遠に近いと思うんです。」
「例えば、プルトニウムの半減期は2万年、ウラン238の半減期は45億年です。」
「しかも、放射能が遺伝子に与える影響はその子孫が続く限り無くならない。」
「これって呪詛などの霊的攻撃が相手本人のみならず、子孫代々まで影響するのに
似ています。」
「過去の記事で、
一瞬のエネルギーの純度を上げることで永遠性を獲得することこそが、
わたしが考える神秘行なんです。
愛や憎しみ、友情、闘いといったあらゆる感情とそれから生じる人間関係が
持つエネルギーを増幅することによって、永遠性を獲得できる。
縁があって神秘行を指導している人たちの気脈を開き、クンダリニーのエネルギーを
活性化してプラスの生命エネルギーの純度を上げ、
ケンカを売ってきた人間たちを絶対者による敵対グループに組み込みがっちりつないで
マイナスエネルギーの純度を上げる。
両者ともプラスとマイナスのエネルギーの方向性の違いはありますが、
永遠に近づけているという実感があります。
と書きましたが、永遠性がわたしのテーマなんです。」
劇団 「そのテーマの象徴が放射能という事ですか。」
CS 「仙道研究家 高藤聡一郎氏は『仙道錬金術 房中の法』で
古代の仙人は煉丹により金丹を生み出す事で不老不死を得ようとした。
西洋錬金術で卑金属(水銀・鉛・錫など)をあらかじめ溶かしておいて、
そこに賢者の石のひとかけらを投じると黄金に変化するが、
賢者の石には黄金を作り出す以外にも、生命再生、生命創造の効果がある。
と記述し、仙道と西洋の錬金術が共に永遠の生命を目指していると指摘しました。」
「そして、現代科学が錬金術のように物質を他の物質に変換させて
金を生み出す方法が放射性崩壊なんです。」
放射性崩壊(radioactive decay)とは、構成の不安定性を持つ原子核が、
放射線(α線、β線、γ線)を出すことにより他の安定な原子核に変化する
現象の事を言う。
錬金術の目的の一つである「金の生成」は、放射性同位体の生成という意味であれば、
現在では可能とされていい。
金よりも原子番号が一つ大きい水銀(原子番号80)に中性子線を照射すれば、
原子核崩壊によって水銀が金の同位体に変わる。
劇団 「なるほど、〈仙道、錬金術、放射能、永遠性の獲得〉は繋がるんですね。」
「また、密教が物質的パワーであるのに対して、
なぜかCSさんの波動は放射能のように対象の深いところに浸透し、
半永久的に作用する性質を持つようになった。」
「そして、CSさん自身も
(プラスとマイナスを強化して生まれる電位差で永遠性を獲得する。)
という他人から見たら訳のわからない事に異常な情熱を燃やすようになったんですね。」
CS 「以前も書きましたが、何かの意思によってそうなるように仕向けられている気もします。」
劇団 「それもいいですが、元のテーマの(西洋人の空間支配能力が増大した原因)って
なんなんですか?」
CS 「それは、牧畜です。」
「日本人と違って西洋人は牧草地という広い空間に家畜を放して支配する
生活を何千年も続けてきました。」

「それが〈狩猟→農耕〉しか経験していない日本人と空間支配能力において
決定的な差を生んだわけです。」
劇団 「確かに言われてみればそうですね。」
CS 「今回も長くなってしまいましたので、続きは次回説明します。」
※次回の記事更新日は8月1日になります。