去年のいつ頃からかな、パリ市内のある通りに、怒りでいっぱいの眼差しをしたホームレス男性を見かけるようになった 裸足… 道路に直に寝そべったり、じっと座り込んだりしてて体中汚れ放題… 話しかけても目を逸らせて反応しない… 何度試みても誰が試みても結果は同じ これは難易度が相当高い! 同僚たちもお手上げで、次第に挨拶して通りすぎるだけになっていった 




 暫く前のある日、同僚がタバコ休憩をしている間に「ちょっと英語で話しかけて来てもいい?」と1人の人間としてホームレス男性の前にしゃがんで話しかけた 同僚はすぐ後ろでタバコを吸いながら私の衝動的な行動に呆れてた様子無気力   




「返事はしなくても構わないけど、私の話を聞いてください。何があったのか知らないけど、私はあなたのことですごく心を痛めてます、反応がなくても時々こうして挨拶しに来るのはあなたのことを氣に掛けてるからです。私や同僚たち以外にもあなたのことを氣に掛けてる人たちはいます。そのことを忘れないで。私と同じく遠い国からやって来たみたいだけど、あなたはひとりぼっちじゃないですよ。生きる希望を捨てないでくださいね。希望を捨てたら何もかもおしまいだから諦めないで… また会いに来ますね。いつかあなたの声が聞けたら嬉しいです」




通行人が不思議そうな顔をしてこちらをじっと見ながら通り過ぎていくのにはお構いなしで、彼の方に温かいエネルギーを送るイメージをしながら話し続けた。端から見たらあの光景はかなり不可解だっただろうなあ爆笑 上に書いたようなことを話した記憶だけど、詐欺師か預言者のように不思議と言葉がスルスル出てきて、結構長いこと話し続けてたみたい。最初は一点をじっと見つめていた彼が、途中何度か視線を一瞬私の方に動かした。諦めずに続けてたらいつかブレイクスルーできる日が来るかも…と手応えを感じた  




 今日、彼の居場所の近くのカトリック教会の神父さんと面談。 私や同僚2人に彼について知っていることを話してくれると言うのだ。 教会内の部屋に通され、ドキドキしながら席に着いた。 




ホームレス男性は他のヨーロッパ諸国を転々とした後、去年パリに辿り着いた。当初は神父さんを「Father」と慕って毎日のように教会に顔を出していたそう それがだんだんと心を閉ざしていき、いわゆる統合失調症らしき症状が出てきて暴力的に… 神父さんとやり合って教会にもばったり来なくなり、以後一切の接触を拒むように…ネガティブ




なんだけど! 暫く前から突然教会の扉を毎朝ノックして、お茶を飲みに来るようになったそうで、手を洗ってお茶を飲んだらすぐ帰って行くものの、神父さんには挨拶をするようになったのだとかびっくりマーク 祖国を出てからの彼の辿ってきた人生を勝手にいろいろ想像をしてしまい、久々に仕事中に目から涙が溢れそうになった… やっぱ泣き屋が適職かもな爆笑




神父さんは彼がまた教会に戻って来るとは思っていなかった様子。私たちの誰かがガチガチになった彼の心を緩ませたのでは?と神父さんが言った時、あの日のことをふと思い出したのでちょろっと話した帰り際、神父さんは最後に部屋を出る私の手を力強く両手で包むと「頼んだよ」と言うように私の方をじっと見た  



「統合失調症」の彼は教会に出入りするようになった頃、何度か生まれ育った国に帰りたいとこぼしていたとのこと。激しい怒りの奥には深い悲しみとか孤独感とか別の感情が隠れてるんだろうな。移民問題については私もいろいろ思うところがあるけど、これまでずっと大変だったね…  



教会を出た後、彼の居場所に挨拶に行った。言葉を掛けても相変わらず反応はない。でもいつもと違ったのは彼が靴を履いて、毛布にくるまっていたこと! 衣料品を配布して回っているアソシエーションのヘルプを受け入れたのかもしれない。




私の働いてるアソシエーションは書類関係のお手伝いをするのが主なアソシエーションなので、祖国に帰るのが彼の望みなら、今の仕事をしてる間に神父さんとタッグを組んでそれを叶えるお手伝いができたら嬉しいなぁ。ま、これもエゴなんだけどね。




あの日の私の言葉がホームレス男性の心に響いたのかは分からないけど、モチベメーターMAXになったよ💪💪💪🔋 こんな仕事をする機会を与えてもらえて感謝ですにっこり




↑仕事後は常連さんからどーんと注文があったので自宅前で手渡ししました。去年の研修先で出会った緑色の目をした宇宙人👽✌️。彼女とはつい長話になるので、一度ゆっくり会いたいねと言ってます。







↑副業アカ

↑うさバカアカ



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