ホームレス支援のNPOで働くことで日常的に現役ホームレスさんからの話を聞いて感じるのは、相手のことを良く考えてプレゼントを選ばないと、ありがた迷惑になってしまうのと同じで、彼らの望みに沿ったことをしないと良かれと思って施しをしてもただの自己満だよなぁと。国から出される資金にも限度があって、私たちにもできること、できないことがある。(うちのNPOは彼らの自立を長期的に支援する目的なので、基本的には物をあげたりはしません)




宇宙から与えられた試練はそれぞれの魂の成長の機会。昔の私なら自分のことをほっぽり出して、他人を助けようと手取り足取りで頑張ってしまってたけど(自分を大切にできてなかった証拠ね!)それじゃあ彼らの成長の機会を奪ってしまうことになるので、 手助けはほどほどに…を心掛けてる。






↑全てプライベート時間に撮った写真です 




何を渡すか→以前は、貧困のため家賃が払えなかったり、私のように家庭問題が原因で住む家を失う人が多かったけど、近年は最初からアル中やヤク中、精神に問題を抱えたてる人がぐんと増えたそう。驚き そうなると、私たちにも身の危険が伴う可能性があるので、彼らの状態によっては、近づけない。依存性の高いヤバいドラッグがたったの10€で買えるパリ。私もお金は使い道が分からないので、極力渡したくない。




食べ物でももちろん喜ばれる。パリ市内だと無料でご飯を提供しているレストランがあったり(週末も開いている場所あり)、定期的に野外で炊き出しをしている団体もある。ただ、遅い時間に行くと魚とご飯しか残ってないと言うようなことがかなりあるようなので、食欲がなく痩せてしまったと言う人もいることは確か。高齢だとか身体が自由に動かないとかで、そう言った場所になかなか出向けない人もいる。




私は自分がホームレス支援団体の少ない他県で無料ホテル生活をしていた時に、友人宅にお呼ばれした時以外は、毎日ソースなしのパスタか白ご飯、またはバゲットだけってひもじい生活をしていたので、少し余分に作った/作り過ぎたご飯を近所のテント横に黙って置きに行ったりすることがあったけど、この仕事を始めて、パリ市内のホームレスさんたちが恵まれているのに驚いた。同じようなことをしている/したい方がいれば、ホームレスさん本人に何が欲しいか/必要か、聞くのが良いかもしれない。




意外と食べ物よりも、石けんや歯ブラシ、タオル、枕などの生活必需品が必要とされてたりする。無料配布している場所があっても毎回必要なものが手に入るとは限らない。(無料でシャワーを浴びれる場所がパリ市内に15ヶ所あるけど、石けんなど持参しないとダメ)。




うちのNPOでもホームレスさんからお願いされたら渡してるキットがあるけど(ホテルから寄付されたものっぽい)中身を見てみたら、裁縫セットはまだ使いようがあるとしても、シャワーキャップ(食べ残しのお皿に被せたりできるか)に靴磨き(革靴履いてる人見たことないけど爆笑)…これもらって喜ぶ人の方が圧倒的に少なそう…無気力ハートブレイク 




それから、服を洗うサービスの需要がかなりある感じなので、コインランドリーに同行して洗濯代を出してあげるのも喜ばれるかもしれない。




テントが足りない→テントの配布をしている団体はあるけど、数が足りていないのが現状みたい。辺りにゴミを散らかしたり酔っ払って暴れたりせずにマナーを守ってテント生活していても、近隣のイカれた住民がカッターでテントを切り裂いたりと言うこともあるらしく… 驚き無気力真顔むかつき怖くて安眠できないと言うホームレスさんもいます


⚠️ 8月19日編集!今日ご近所さんから聞いた話。1ヶ月くらい前にうちと彼女のうちの間に並んでたテントがザク切りにされてたり焼かれたりしたそう。絶句… 確かに見慣れたテントが減っていた… 近所の住民による虚偽の密告でかわいがっていた犬を没収されてしまった路上生活者さんもいるよ…社会がビョーキ😿



夏場の施しが少ない→寒い冬の間こそ辛いだろうと考える人はやっぱり多いみたいで、冬場は物乞いをしていても実は身入りが良い傾向にあるらしい。




「夏場は現金がなかなかもらえなかったり、夏休みのため閉まってる場所もあって厳しい。今日はお金持ち区で3時間頑張ったけど、3€にしかならなかった。早く仕事を見つけて、アパートを見つけて、元の生活がしたい」と12月から路上生活をしている外国人ホームレスさんが切実な思いをこぼしていた。




路上に放り出された当初は氣力も体力も充分ある人でも、路上生活が長期化することでだんだんと心身の健康が蝕まれていく。ネガティブ




全ては幻想、私は全てが偽物であべこべの惑星に遠足に来てるだけ…と考えるようにしてるけど、病氣を抱えたおじいさんが路上生活してるとか社会全体がビョーキだな。空き家や、お金持ちのセカンドハウスなど山ほどあるのに…予防( 空き家を不法占拠した場合、占拠者は1年のハコ入り+最高で15000€の罰金支払いを命じられる可能性があるそう。)




早く元通りの生活がしたいと言う人たちがいる一方で、NPOの介入を拒む人もいる。ピラミッド社会に組み込まれたくないのかな、その氣持ちも分からんでもないけど。うちのNPOの管轄地域に限って言えば、介入を拒むのはアジア人に多いような…人の助けは借りたくないって文化なのかな。




それから、びっくりしたのは、長年路上で寝てると、せっかくアパートが見つかっても壁や天井のある閉塞感に耐え切れないなどの理由で自ら路上に戻る人もいるということびっくりマーク




ものすごい住宅難の中、郊外にせっかく仮住まいが見つかって入居した翌日の昨朝、自己流のフランス語しか話せない元ホームレスさんが路上に戻りたいと事務所に来ていた。一緒に寝泊まりしていた仲間のホームレスさんに悪いと思ったみたい。見るからに優しそうな顔をしたおじさんだったけど、なんだかなぁ…ネガティブ




日によっては20000歩以上歩く生活だけど、毎日社会勉強しつつ、薄給でこそあれお給料も頂いてる感じで、仕事に行くのが楽しみです。ブログ更新頻度も落ちてるけど、また差し障りのない範囲でレポートしますね。これも自己満かもしれないけど、少しでも差別や偏見のない世の中にして行くお手伝いができたら… 最後まで読んで頂きありがとうございますニコニコ飛び出すハート





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保護うさぎ出身、 瞬く間に私のアパートを占拠した足舐めうさぎのバニ子さんもよろしくどうぞ