↑前号からのつづきです
「1：45に私のことをメトロ駅まで送ってくれたけど､6時まではアフターパーティーだって言ってたよ。ご飯食べずに家を出て空腹だって聞いてたから､サンドイッチ用意して持ってったのに､姉さんに渡すの忘れて帰ってきちゃった。それで酔いが回ってるのかも！？」と返信。
同時に､もしかして私をメトロ駅まで送ってくれた後に…先日40代半ばの女性のバラバラ死体が見つかった公園からも遠くないし､被害者のダンナさんが疑われてるものの､犯人もまだ捕まってない…とヒヤッとしたが､余計に心配させちゃうからあの事件のことは口に出さず。
ライオン姉さんとのやりとりを確認したら､駅前でお別れしてから約30分後に私からのメッセージに返信が来てた。会場からメトロ駅までは5分程度なので会場には無事戻ったはず。
ライオン姉さんの彼氏にそう伝えると､「アフターパーティーに誰と行ったか知ってる？」
ギクッ
姉さんが私のことを信用して話してくれた以上､姉さんの浮気相手のオーガナイザーの名前は出せないので､知らないとウソを付かざるを得なかった…辛かった…
が､アフターパーティーはとっくに終わってる時間。心配しすぎかもしれないけど､もしも彼女の身に何かが起きたんだとしたら､私は悔やみたくない。
浮氣のこと知らなかったとしても、こういう時にオーガナイザーに連絡するのは自然な流れだよね？と考えて､オーガナイザーに「今夜はありがとう。ところでライオン姉さんと連絡が取れないんだけど何か知らない？」とメッセージを送った。暫くして既読になったのに返信がない。これまでに既読スルーをされたことがない人なのに…
その時に､ウソのつけない私の元カレが以前遊びに行ったイベント会場で､そのオーガナイザーと肉体関係にあった女子に声をかけられて、その後それに嫉妬したのかオーガナイザーとその女子が暴言を浴びせ合っていたと聞き､オーガナイザーは普段は礼儀正しく温かそうな人なのでびっくりしたことがあったのを思い出し…
人は見た目によらないし､オーガナイザーは女好きだと聞いたこともある。オーガナイザーと氣の強い姉さんが大ゲンカをして､小柄な姉さんが監禁されてるとかだったら…！？それともオーガナイザーに別の女がいて鉢合わせになりキャットファイトの末…と私の想像が無限に膨らみ…不安感マックス 手遅れになってからでは遅い
ライオン姉さんとも親しくしてて､ウープスとも顔馴染みらしいアフリカ女子が会場にいたので､彼女なら浮気のこと聞いてて､しかもアフターパーティーにも行ってるかもしれないと思い､ウープスに会場にアフリカ女子がいたと伝えると､アフリカ女子に自分の電話番号を渡してくれ､と言うので､アフリカ女子にメッセージを送った。
するとアフリカ女子から電話が掛かって来て､いきなり「なんで私の名前を出したのよ！？」彼女はきれいだけど､無愛想､声もドスが効いてるので怖かったよぉ〜。
事情を説明すると「オーガナイザーに電話してみる」とな。
当然のことながら､私以上に不安でいっぱいだったはずのウープス。子どもたちにはどう説明したの？と聞いたら､仕方ないのでウソ付いたそう…
今こちらはバカンス中なので､月曜から彼が子どもたちを連れて１週間実家に遊びに行くそう。終電の時間までに帰って来なかったら病院や警察に届け出なければ…とウープスが言い出した。そうなったらどう転んでもやばい。
23時。ウープスからメッセージ。「ライオン姉さんに電話したら着信音鳴ったが､数分後にまた繋がらなくなった…アフターパーティー後に寝過ぎてしまい､今家に向かってるんだと良いけど…」
ウープスはライオン姉さんにも「みんなが心配してる。今夜帰宅しなければ警察に通報も考えてる」とメッセージしたそう､返信できる状況にあれば､これを読み次第返信するだろうとの考えで。
0時前､私のところにライオン姉さんから浮わついた声で「Ça vaaaaaa? 電車がないから今から行っていいか？」と電話あり。正直ムッとしたけど平常心を保ち､「めちゃくちゃ心配してたよ､今どこにいるの？(予想到着時間を知るため)」
何事もなかったかのように夜中に電話掛けて来た上に､予想到着時間を知るために尋ねた質問には答えてくれないって何よ(今思うとオーガナイザーと一緒にいて､彼のプライバシーを守るためだったのかも)「息子に聞いてから掛け直す」と伝えて､すぐさまウープスとアフリカ女子に連絡。彼らのところにも入れ違いでメッセージがあったそうでホッとした。
息子からOK出たのでベッドの用意をしながら電話を掛けたら､15分後にやっと繋がり､結局郊外の家に帰ることにしたそう。電車あるんやん〜。
今夜は早く寝ようと思ってたのに… これじゃあ寝れない。1時半。無事帰宅したとメッセージ。18時半から続いた不安感からようやく解放されてドッと疲れが出た。
ライオン姉さんに伝えたいことはあるが､その日はとりあえず寝ることにした。
(つづく)
↑抱き合ってお昼寝する近所の猫カフェのネコちゃんたち
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