Rasmussen, A. S., & Berntsen, D. (2011). The unpredictable past: Spontaneous autobiographical memories outnumber autobiographical memories retrieved strategically. Consciousness and Cognition, 20(4), 1842-1846. doi: 10.1016/j.concog.2011.07.010
日常生活における無意図的想起と意図的想起の生起率について、初めて実証的に検討した研究。概要は以下の通り。
・これまで自伝的記憶の検索は意図的想起についての検討がメイン
・意図的想起と無意図的想起のどちらが日常的に生じやすいかについては見解が一貫しておらず、また実証的な研究もない
・本研究では実験参加者を無意図的想起条件(もしくは意図的想起条件)にランダムにわけ、カウンターを参加者に渡し、無意図的想起(もしくは意図的想起)が生じたらその数をカウントさせ、以下の質問に回答を求めた(実施期間は1日)
・生起直後に回答
1.想起のきっかけとなったものは何か?(外的・内的・MIX・特になし)
2.意図的想起(無意図的想起)は特にいつ生起しやすいか?(朝,昼間・夜・一日中)
・生起後、回答できるときに回答
3.機能:What do you think typically caused you to have the involuntary/voluntary memories?:無意図的想起(意図的想起)は主に何のために生じたと思いますか?
4.感情価(5段階)
5.どのくらい集中していたか(5段階)
<結果>
1.性質
・それぞれの参加者から得られた回答の平均を求めt検定
・無意図的想起のほうが意図的想起よりも生起率が高い
・意図的想起時のほうが意図的想起時より集中している
2.機能
・意図的想起のほうが無意図的想起よりも問題解決や人に話をするために記憶を思い出したと回答している割合が多い
・無意図的想起のほうが意図的想起よりも、退屈さや空想、なぜ想起したかわからないと回答している割合が多い
これの発展形がRasmussenら(2015)なのでこちらも概要を備忘録にUPせねば~。