生きづらさ・うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
今日はお子さんが「ひきこもり」の親御さんに向けての内容になります。
「息子がもう10年くらい仕事もしないで・・・・・・」
「娘がひきこもって部屋から出てこない状態で・・・」
「親が亡くなったあと、子どもはどうするんだろう?」
以前、公的機関で相談員をしていた時、親御さんからこのような相談も結構ありました。
親御さんのタイプは、2つのタイプがあります。
1.「育て方が悪かった」と自分を責めてしま
うタイプ
2.「子どもが精神的に弱い、考えが甘い」と
子どもに問題があると決めつけるタイプ
勿論、それぞれの家庭環境やひきこもりになったきっかけや事情や経緯は違うので、相談員としては、親が悪いとか子どもが悪いとかの視点では、考えていません。
「どうしてこんなことになってしまったんだろう?」
「なんでうちの子だけが?」
と考えて、犯人捜しや原因探しをしたくなる気持ちはわかりますが、親や子ども自身が原因というだけで、ひきこもりになるケースはほとんどありません。
いろいろなストレスが重なったり、障がいや疾患などの影響や時代背景的なことなどが原因のこともあるし、複数の要因が重なっている場合もあります。
いずれにしても、ほとんどのケースは親だけ、子供だけに原因があるとは限りません。
親御さんからみれば「子どもは、何もしようとしない」「将来のことを考えていない」と見えるかもしれませんが、お子さん自身も、考えたり、悩んだり、苦しんだりしています。
ひきこもっている本人からは、
「親に話しても理解してもらえない」
「わかってくれない」
「頭から否定してくる」
「説教しかしない」と言う声をたくさん聞いてきました。
もし原因を考えるのなら、親御さんとお子さんとのコミュニケーションがとれていないことのように思います。
なぜ、コミュニケーションがとれないのか?
それは、親は、子どものことを理解しようという姿勢がなかったり、親の価値観を押しつけようとしたり、鼻から話を聞こうとしないなどが原因です。
「どうやってコミュニケーションをとったらいいの?」
「どう、子どもと関わればいいのかわからない」
今は、ひきこもりに関する本もたくさん出ています。
親の会や講演会などもあります。相談先も増えています。
いろいろと勉強されている親御さんもいらっしゃるかと思いますが、あまり効果がない場合は、それは頭で理解できても、心の底からの理解ができていないからだと思います。
コミュニケーションの取り方をテクニックとして学んでも、お子さんには通じません。
他のお子さんには通用しても、あなたのお子さんには通用するとは限りません。
子供への対応のテクニック的なことを学び、「ひきこもり」の理論を理解することも大事ですが、同時に、親御さん自身が「自分を知る」ということが大事かもしれません。
自分のことを知った上で、お子さんのことや「ひきこもる理由」を初めて理解できると思います。
考え方や価値観や時代背景や環境など、親と子どもは違って当然です。
そのへんのことを本当に理解できているのか、子どもはどんな気持ちか理解できているのか、がコミュニケーションの入り口だと思います。
頭での理解やテクニックを学んでも、心が通じ合わないと本当の意味でお子さんとのコミュニケーションは取れないと思います。
子どもは、親が思っている以上に敏感です。
子どもの方が、親の気持ちを理解しているケースが多いです。
だから子どももどうしていいのかわからなくなっています。
心が通じ合うには、親子といえども、お互いに尊重するという姿勢が大前提にあります。
今日のブログの内容は、親御さんに対して、批判的に聞こえたかもしれませんが、私が今までひきこもりの親御さんと向き合ってきた経験から、まずは「親自身が自分のことを知る」ことから始めるという作業が、ひきこもりの解決に効果的だと実感しています。