生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
久しぶりに「嫌われる勇気」(アドラーの教え)を読み返してみました。
発売からもう10年以上も経っています。
以前、読んだときは、まだカウンセリングを始めて2~3年ぐらいの時でしたので、頭の中での理解でした。
今、改めて読み返してみると、実践で積んだ経験と本の内容が繋がり、感情面からの理解ができたように思います。
アドラー心理学の中に「課題の分離」という考え方があります。
簡単に言うと
・他人の考え・感情・行動は「他人の課題」
・自分がどう感じて、どう行動するかは「自分の課題」
ということです。
「生きづらさ」で悩む相談者さんのケースにおいても、「本当に自分の課題なのか?」という視点で整理することで、悩みが軽減されたり、新たな対応策が見えてくることがあります。
たとえば、
1.「他人にどう思われているか気になる」とか「職場で何気ない言動が嫌われていないか、誤解されていないか気になる」などの場合
・他人がどう思うかは「相手の課題」
・自分の振る舞い、自分の言動は「自分の課題」
2.「頑張らないと見捨てられる」とか「常に無理をして周囲の期待に応えようとする」の場合
・他人が自分をどう扱うかは「他人の課題」
・自分が自分をどう扱うかが「自分の課題」
「課題の分離」は、「どこまでが自分の責任で、どこからは相手の責任なのか?」という境界線を引く思考法です。
生きづらさを抱えている方は、他人の課題まで無意識に背負ってしまっているケースが多いです。
「課題の分離」は、相手を突き放すことではありません。
むしろ、自分と他人の違いを認め、尊重する第一歩です。
自分の課題に集中することで、心が少しずつ自由になります。
最初はうまくできないかもしれませんが、「課題を分ける」ことで心の負担が軽減されますので、まずは「誰の課題?」ということを意識してみてください。