放送局長、七転び八起き~FMちゅーピー -31ページ目

よちよち歩き

毎週金曜日、午前10時からPステ定例会議です。

営業、制作、総務、業務の各担当部長(担当者)がメンバー。

放送局長が司会を務めます。


もちろん、放送は休むことなく行われているし、

営業にかかわる電話もがんがんかかってきています。

司会者の舵取りがよくないと、会議は無闇と長引いてします。


1日に着任したから、9日は2回目の定例会議でした。

おぼろげではあるが司会進行のツボも抑え、

会議はサクサクと進みました。


やぶから棒の放送局長への異動命令。

1週目は暗中模索、戸惑いばかりが先に立ちました。

よちよち歩きとはいえ、ともかく前進はしているようです。


ゴールは遥か先ですが、一刻も早くたどり着きたいものです。


☆9日のランチ☆和ダイニングこの葉=日替わり750円

緊張・冷や汗の90分

いきなり重要会議がありました。

しかも放送局長として、司会を務めなければならないのです。

その会議とは…。


重役会議? いやいや、そんなものではありません。

じゃあ放送局長会議? う~ん、それなら楽勝かなあ。

じれったいぞ、早く答えを出せよ。はいはい、それは番組審議会です。


番組審議会は、Pステの番組について苦言や提言をいただくもの。

各界の有識者8人で構成されています。

放送法第3条の4の規定で、定期的に開催しなければなりません。


新聞記者として、いくども修羅場を渡ってきました。

クソ度胸だけはあるつもりでしたが、

初体験と言うこともあり、かなり緊張しました。


審議会は1時間半に及びましたが、なんとか舵取りを終了。

閉会あいさつを済ませると、安堵感が全身を包みました。

そのあと飲んだコーヒーは、格段に美味しく感じられました。


☆8日のランチ☆ 讃岐うどん「とく一」=カレーうどん520円。

番組づくりって大変なんです

3~4月は番組改編期だ。

わがPステも例外ではない。

いくつかの番組が終わり(休止も)、新たな番組が始まる。


これが簡単そうにみえて、ややこしいのだ。

自社制作するのか、プロダクションに頼むのか。

パーソナリティーやディレクターはどうするのか。


ここまでは制作部の仕事になる。

営業部が汗を流すのは、スポンサー探しだ。

収入がなければ、民放は立ち行かない。


そんなこんだで、ランチを食べる時間がなくなった。

外出のついでに、街のコーヒー屋さんで慌しく軽食をかきこむ。

ミイラ男(身長176センチ、体重50キロ)の白骨化が加速するのか。


のんびりコーヒーを飲みた~い。

電話の向こうは…

前10時過ぎ、デスクの電話が鳴り響いた。

たまたま席を外していたので、隣席の女性が電話をとった。

緊張した面持ちで、「重役の〇〇さんからです」。


「なにことだろう」。不安まじりに受話器を受けとる。

「きのうの映画、どうだった」。明るい声が耳に響いた。

そうか、あの重役も「バベル」業務試写会に来ていたなあ。


「最高ですよ。今春ナンバー1じゃないですか」

感動を抑えきれず、一方的にしゃべりまくる。

「私は、それほどとは思わなかったが…」。


「でも、菊池凛子の存在感には圧倒されたよ」

映画そのものの評価は分かれたが、その点では一致した。

だからこそ、アカデミー助演女優賞に落ちたことが不可解ではある。


午後は7階オフィスで、黙々とデスクワークをこなす。

制作プロダクション、広告代理店、新聞社の制作セクション…。

仕事の輪は、とめどもなく広がるばかり。


多忙な1日、とりあえず日没サスペンデッドだ。

「バベル」一気の2時間20分

ドジを踏んじゃいました。

先週木曜日に名刺交換したばかりのディレクターに、

名詞を差し出してしまったのです。


「あっ、もうお会いしましたが…」とディレクター。

「そうでしたね」。笑ってごまかす新米局長。

さて、どちらが大人物なのでしょうか。


口災で五反ちゃんが、このブログのアピールしてましたネ。

さすが五反ちゃん(というか、実はこちらから売り込み)。

みなさん、聞いてくれました?


 

夜は、映画「バベル」業務試写会に参加(広島宝塚)。

菊池凛子さんがアカデミー助演女優賞にノミネート(惜しくも落選)。

評判の映画だけに、たくさんのマスコミ人で熱気むんむん。


モロッコ、メキシコ、日本…何のつながりもない三つの場所。

クライマックスで、鮮やかに収斂するヒューマンドラマ。

個人的見解ですが、今春ナンバー1の映画でしょう(4月28日公開)。


上映終了後は放送局長としての業務に専念。

配給会社「ギャガ」担当者らと名刺交換。

再びドジを踏まないように、しっかり記憶に刻みました。