今日は午前10時から午後5時まで近くの図書館に篭り、ある本を読んでいた。
関口尚 『シグナル』
関口尚さんの本と出会ったのは高校時代、同級生に借りた本がきっかけであった。
それが『君に舞い降りる白』であった。
舞台は岩手。私の住む宮城県とは隣接県であるため馴染み深い地名なども多く、読み進めていくうちに彼の世界観にどっぷりとハマってしまった。『プリズム』も『君に舞い降りる白』も恋愛小説であるが、彼の描く恋愛モノは切なく、複雑な人間関係を緻密に表現してあり、なんといっても綺麗な世界観に尽きる。
実は今日読み終えた『プリズム』は自分の中での関口作品2作目ではなく、
『空をつかむまで』これが自分にとっての2作目であったのだが、この作品は恋愛も織り交ぜてはいるものの、メインは少年のトライアスロン挑戦の物語。とにかく情景描写が秀逸で、五感を使った表現があるため自分が現場の当事者にでもなったかのような臨場感がある。このことは自分の読んだ関口作品全てに通じている。このような素晴らしい表現が出来るように自分も成りたい、そう感じさせてくれる小説家である。他の作品も早く読んでみたい。


