このブログを終えるに当たり、ただ一つ心残りだったのは、

読者の方へのコメントでお伝えした通り、

 

1993年の異色の作品「WHO IS IT」の解釈を残さなかったことでした。

 

数年に及ぶ事件検証により、MJ死亡事件のほぼ全貌が判明したと、

そう言っても過言ではないと思います。

 

想像をはるかに超える事実の数々が判明した今だからこそ、

この作品を正確に読み解くことが出来るはずです。

 

しかも、それを可能にしたのは、彼が命懸けで残した

真実の記録があったからこそでした。

 

それを考えると....、

 

彼が残した渾身の超自伝的フィルム「WHO IS IT」の解明に挑まずして、

ブログを終えるわけにはいかないと思えてきました。

 

関連するもう一つの理由は、今日の記事の最後にお伝えしたいと思います。

 

マイケルが、彼の才能と知性を駆使し、全身全霊を込めて制作した傑作、

一コマ一コマに深い意味が込められている、

 

超自伝的フィルム「WHO IS IT」の解明に挑んでみることに致します。

 

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アルバム「DANGEROUS」の中の謎のショートフィルム

「WHO IS IT」のストーリーの意味について、

マイケルは、一度も説明することはありませんでした。

 

厳重に封印され、断固として知られてはならない真実だったからであり、

それだからこそ、彼の知性と才能を駆使し、音楽と映像だけで、

徹底的に隠されてきた真実を説明しようと試みた作品だったからです。

 

 

このミステリアスなストーリーを、正しく読み解くカギは何だと思われますか?

 

 

    

 

  

 

    

 

    

 

 

 

難解なこのショートフィルムの解き明かしに挑戦したファンの方は

少なくありません。

 

人気があるMJ考察ファンサイトさんの解釈ではこうなっています。

  

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  ◇マイケルのココロさん 

https://blogs.yahoo.co.jp/shunshouataisenkin/30458264.html

 

『 マイケル裏切られる富豪役
  女(Alex)=マイケルと愛を誓うが、実は高級コールガール

  ひっつめ髪の女=コールガールの世話役責任者

  眼鏡の冷淡な顔の男=コールガールのボス、拝金主義者
 ひげのおじさん=マイケル邸の執事、マイケルを大切に思っている
 その他の男=コールガールの客 』

 

 

  ◇Dancing the Dreamさん
https://ameblo.jp/et-eo/entry-11578123649.html

 

『SFのストーリーの「影」が表すのは、エンタメ界(裏社会)の「影」ではないか。
芸能界と裏社会の関係....アメリカのハリウッドやラスベガスのジョービズと

マフィアの関係。
主人公、マイケルが固く愛を誓った女も、ショービズに身を置く女ですが、
実は、幾つもの顔を使い分ける娼婦
でもあり、麻薬の運び屋でもあり、
マフィアの黒幕、富豪の車椅子の男の慰み者の愛人でもありました。

 

.....マイケルは、この曲でダイアナ・ロスへの思いを歌っていたのではないか。』

 

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このように、多くの人は、このフィルムの中の『娼婦役の女性』は

マイケルが固く愛を誓った恋人で、

 

『Alex』というカードはマイケルの彼女(娼婦)の客の名前、

 

『富豪役のマイケル』は、幾つもの顔を隠し持つ恋人に裏切られていた、

という解釈になっています。

 

確かに....、一見、そのように見えるとしても不思議ではありません。

 

彼の作品の中でも、異例でミステリアスで、極めて難解な作品だからです。

 

 

 

しかし、このブログの読者の方はすでにご存知ですが、結論から言って、

 

この作品は、恋人に裏切られたマイケルだとか、

ダイアナ・ロスへの思いを描いていたのではないと断言できます。

 

 

 

この作品は、マイケルのアーティストとしての天性の才能や

並外れた自己鍛錬能力、彼の深い人間性が、

 

MJファンの想像や認識をはるかに超えているということを証明しています。

 

 

 

このショートフィルムでマイケルが語ろうとした、

その真意とは何だったのか....?

 

 

このミステリアスなショートフィルムでマイケルが語ろうとした

謎のストーリーの真意を解き明かすガキは、

 

フィルムの全編に登場する主人公の『娼婦』とはを意味しているのか、

それを注意深く特定することにあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

ショートフィルム「WHO IS IT」の『娼婦』は誰を指しているのか

 

「このショートフィルム」から、「このショートフィルムの謎の意味」を

解き明かしてみることにしましょう。

 

このショートフィルムの中で、マイケル自身が、

娼婦役の女性は誰なのかを明らかにしているからです。

 

 

第一に、娼婦が登場する場面で、娼婦は『バスローブを身にまとって』います。

 

 

 

また、最後の場面では、マイケルが『バスローブを身にまとって立って』います。

 

  

 

 

 

マイケル自身が、このような描写をすることにより、

バスローブの娼婦は自分自身である』と語っていると思われないでしょうか。

 

 

この『娼婦』には、メイクや衣装などの『大勢の付き人たち』がいて、

客を満足させるために指示された衣装やメイクで飾り立てられていきます。

 

 

 

この状況も、「マイケルの生涯の日常」と合致します。

 

ですから、『バスローブを身にまとった娼婦』は、

付き人達によって演出される前の素のマイケルを描写していたと思われます。

 

       

 

 

 

 

 

フィルムの本編の冒頭の場面で、『無数の紙切れ』が舞い上がる中、

扇動する高級乗用車とその背後の『トレーラー』が目的地に到着します。

 

 

     

 

 

『舞い上がる無数の紙切れ』は、世界中を駆け巡るメディアによる報道、

嘘や歪曲が入り乱れるゴミ同然の情報の嵐を描写しているのでしょう。

 

これも、「彼の生涯を表している」と言えます。

 

トレーラーは、彼の日常の大部分であったジャクソン5の頃からの

巡業(ツアー)』を象徴していると思われます。

 

以下の場面ですが、マイケルの背後と足もとに『照明』が施されています。

 

 

 

マイケルが参加したジャクソンズ最後のツアー

莫大な利益を上げたツアーであったヴィクトリーツアー(84年)の

オープニングを表していると思われます。

 

 

スーパースターMJによる単独ツアー、

87年のBADツアーのオープニングは、ヴィクトリーツアーと同様の演出でした。

 

 

 

以下の場面は、この二つのツアー中の裏側の苦悩を表しているように思えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、苦悩するマイケルを乗せた車での移動中※⑴、そして、

闇の支配者の邸宅に到着した際※⑵にも、

 

『大きなトレーラー』が凍るような騒音を立てて走り去ります。

 

移動中も、常に監視されてきたことを描写していたのかもしれません。

 

  ※⑴                          ※⑵

 

 

トレーラーが通り過ぎる際の冷たい『騒音』もまた

彼の苦悩の深さを表しているようです。

 

マイケルが乗っていた高級乗用車は、印象的な2本の列柱の間を通り抜けて、

闇の支配者の邸宅に到着します。

 

   

 

 

2本の柱は、メーソンの神殿の入り口に見られる列柱

示唆していると思われます。

 

以下は、メーソンの神殿の入り口を守っているという

ボアズとヤキンと名ずけられた2本の列柱を描いたメーソンのアートです。      

    https://satehate.exblog.jp/19105034/     

 

           

 

日本の明治維新の黒幕トーマス・グラバーは、フリーメイソンだったといいます。

 

        

 

グラバー邸の門柱は、フリーメイソンの門ボアズとヤキンで、

それを説明した説明書も存在するそうです。

 

     元記事 「東京はフリーメイソンの都市である12

 

キリスト教のゴシック調大聖堂によく見られる建築構造は、

フリーメーソンのトレーシング・ボードに記された

 

ボアズとヤキンに由来するそうです。

 

   

 

 

 

 

話を戻して.......、ショートフィルムでは、

高級乗用車で移動中だったマイケルは、

 

    

 

闇の支配者の邸宅に到着します。

 

    

 

マイケルを乗せた高級乗用車が、”ボアズとヤキン”の列柱の間を通り抜けた後、

乗用車から降りて、高い階段を駆け上ります。

 

ここで、高い階段を駆け上り、支配者に会いに行った人物は....、

マイケルではなく、

 

『娼婦』でした。

 

 

 

     

 

 

高級乗用車で支配者の邸宅に向かっていたのは『マイケル』で、

支配者の邸宅に到着した時、

 

乗用車から降りてきたのは、『娼婦』でした。

 

つまり、WHO IS ITの『娼婦』とはマイケル自身のことだと、

マイケル当人が説明していると言えます。

 

この場面で、マイケルは、闇の支配者と淫行を犯す自分自身を描写しています。

 

 

彼をスーパースターにのし上げたボスは、ロックフェラー家であると思われます。

 

映像の左下のテーブルの上には「チェス盤」が置いてあります。

 

 

近年明らかにされ、今ではよく知られていることですが....、

チェス盤はフリーメイソンを象徴するシンボルの一つです。

 

 

 

元記事 http://japanese412.blogspot.com/2013/10/shineeeverybody.html

 

西洋のボードゲームのチェス盤フリーメーソンのロッジの床は、

フリーメーソンのdualismを象徴するチェック柄になっています。

チェック柄にされたフリーメーソンのロッジの床は、彼らにとって神聖な場所とされ、

ここでメイソン入門式のような重要な儀式を経たりします。」

 

 

マイケルは、このショートフィルムで、自分のボスである闇の支配者を

『権力を誇る人物であり、車椅子と麻酔?もしくは酸素ボンベを必要とする

いやらしい男』になぞらえることにより、

 

  

 

彼等が『医療マフィアである』ことを暴露していたと推測できます。

 

近年になって、闇の支配者は、『医療マフィア』であることを

明らかにするようになりました。

 

近年では、ネット上でよく知られるようになった事実ですが、

しかし、このショートフィルムが制作されたのは93年、今から25年前のことです。

 

当時、真実は完全に封印された状態でした。

 

マイケルが、この作品で真実を暴露し、支配者を、

麻酔か酸素ボンベに依存する人物として侮辱的に描いたことから、

 

また、その後も、支配者に抵抗する彼の意志が変わることがなかったので、

 

彼等の流儀、報復として、マイケルを殺害する際に、

麻酔薬依存者』に見立てるというシナリオにしたと推測できます。

 

ショートフィルム「WHO IS IT」の解明・考察は、

少しずつ進めていくことにします。

 

 

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この考察記事を残すべきだと思いなおしたもう一つの理由は、

「WHO IS IT」のマイケルの歌の録音にあります。

 

マイケルは、泣きながら、嗚咽しながら、歌っています。

強烈な感情が込められているのが分かります。

 

彼を騙したのは...、

彼を娼婦にならせて金儲けの道具としたのは誰だったのか....

  

 

 

 

 

 

  

   

 

 

この録音を取り直ししなかった『彼の思い』を考えると、

やはり、ショートフィルムの解明記事を残すべきだと思いなおしました。

 

 

つづく