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夜中に台所にいる香具矢を馬締(松田龍平)が見つけるシーン。香具矢に気づかれると馬締は、あわてて戻ろうとして梁に頭をぶつけます。この仕草がまずダメですが、それに目をつむるとしても、梁に頭をぶつけるような危ない梁があるアパートに馬締は何年棲んでいるのか。馬締がそこまで不器用だということを、なぜそういう白けるアクションで見せなければいけないのか。そういうカリカチュア以下という程度に誇張した人物像としてしか登場人物を考えていない作り手って、映画を作る基本が分かっているのか、ということです。こういう分かりやすさを、僕は作り手の手抜きだと考えます。