「ヨーロッパの夜」に始まり、「世界の夜」「続・世界の夜」から「アイ・ラブ・ユー・ラブ」にいたるまで、ちょうど思春期を迎えた僕は親の目を盗んで映画館へ駆けつけたものです。←「アメリカの夜」という作品は別ですからね! 単純にショーを羅列しているだけでも、テレビが普及していない時代(テレビでストリップは見られないし)に、このドキュメンタリーシリーズは、いながらにして世界旅行を楽しめる、実にお手軽な娯楽だったのです。しかし今回は、ショーを見せることが主眼ではないところが残念でした。
もちろん、上映時間が2時間14分もありますから、ショーを映し出している時間はそれなりに長い。しかし関係者のインタビュー(というより独白)の場面がもっと長い。僕はクレイジーホースというキャバレーの経営方針がどうのとか、ショーの芸術性と経営方針が衝突しようがしまいが、たいして問題ではないわけです。