最近、○いと言いたくない宣言をしました、みえリハビリテーション研究会の中です。
今回は週末ということで番外編です。
とうことで、余談にはなりますが、僕の中での夏というキーワードにスポットを当てて書いていきます。
夏といえば僕の中ではやっぱり「高校野球」です。
毎年組み合わせ抽選が決まるとテンションが上がってくる自分がいます。
そんな中、三重県でも12日から地方大会が始まりましたね。
僕も約10年前の夏は、出場していた選手の1人でした。
弱小校ではありましたが、人生で1番熱くなっていたのを今でも思い出します。
選手の皆さん精一杯頑張って下さい!
と、ここで1人の視聴者からスイッチを切り替えて、ここからは、理学療法士として高校野球に関わってきて違和感を感じていたことを書いていきます。
僕は現在回復期病棟勤務ですが、約1年前まで整形外来を担当し、スポーツリハビリテーションにも関わり、選手達が競技復帰している姿を見るとやりがいを感じていました。
しかし、中にはギリギリの所で出場を断念した選手もいますし、慎重になりすぎてしまった選手もいて選手と同じように悩んだ時もありました。
スポーツリハビリテーションに関わっていれば1回は通る道かと思います。
医療側は「治すことが仕事。」
選手側は「どうにかして試合に出たい。」
ここですよ。
僕の中の違和感の正体は、医療と選手の間のギャップ。
両方を知る僕からしたらいつも悩ましい状況でした。
プロ野球に行く、今後も野球を通して人生を送っていくというのであれば話は違ってきますが、多くは高校野球で本格的な野球からは卒業します。
話を聞いていると「ここで燃え尽きてもいい。」という選手がほとんどです。
そんな中、極論ではありますが医療という看板を掲げて「ストップ」をかけるというのはどうでしょう?
これは大会前に限ったことではありません。
強豪校なんかでは、一時期でもチームから離れると中々レギュラーに復帰できないということもあります。
なので監督・コーチ・チームメイトに隠しながらプレーを続けている選手もいます。
難しい問題ですよね。
この件に関して明確な答えを持っている人はほとんどいないでしょう。
だからこそ、その場での対応方法を大事にしていると思います。
正確な判断をまだ人間として未完成な高校生に委ねるのは危険ですし、指導者の影響を凄く受ける年代でもありますしね。
指導者の一言が今後の人生を左右するといっても過言ではありません。
しかし、よくよく考えるとこれはあくまでその場での対応ですよね?
勿論そのような状況では対応方法が重要なのはわかります。
ただ1番大事なのは、その時に熱く語る前に、そうならないような予防線をはっていたかということだと思いませんか?
指導者の中で熱心な方は、幅広く「選手管理」についての勉強をしています。
しかし、あくまでも野球に詳しい方が監督・指導者であって、医師でもなければ、管理栄養士でもありません。もちろん理学療法士でもありません。
指導者の勉強不足で片付けるのではなく、こちらからそういう機会を発信しきれていない所にも問題があります。
各学校によっては、ハード面の問題もあると思いますが、いつも見ている人が選手の状態を気づきやすい環境を作ることが大事です。
その為には、野球理論以外の知識もオープンに知ってもらうように、閉鎖的な医療職側から動かないと、ここまで書いてきたことはなくなりません。
メディカルチェックや練習の見学も兼ねて指導している機関もあります。
素晴らしい活動ですよ。
その存在をよりオープンにするために、こういうSNSを通じてでもいいのでもっと知って頂ければと思います。
個人的な見解が強くて、色んな意見はあるでしょうが、その一生に一度の忘れられない夏が終わった時、泣く、笑う、感情を人目をはばからずさらけ出せるような終わり方をしてもらいたいですね!
思い出には背景がある…。
最近参加した勉強会で聞いた言葉で閉めさせて頂きます。
長文お読み頂きありがとうございました。
今週のみえリハPT、STブログもお楽しみに!
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