いつもブログへお越しいただき有難うございます。

お客様から年末年始の出来事などをお聞きして
ちょっと嬉しい気分です。

昨日あたりから急に寒くなりましたが
(もっとも1月なので寒くて当たり前ですが)
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、きょうはちょっと真面目に書きます。

表に出すことなく「グレーゾーン」にしまったままにしておくつもりでしたが
この件に関する問い合わせ、私が開業してから数件来ていますので・・・・

「外猫ちゃん・半外猫ちゃんへの対応」についてです。

「動物愛護の精神に反するんじゃないの?」
「それは少々勝手すぎないか?」

ブログを読んだ後に
そう思われる方も少なからずおられると思いますが
これは私個人の考えということですので
そのあたり、ご理解いただければ幸いです。

まず、ここでいう「外猫ちゃん・半外猫ちゃん」とは

「飼い主の下で【完全室内飼い】されている子以外のすべての猫ちゃん」
・・・の事とします。

それぞれ、飼い主さんが居る場合とそうでない場合とに分けます。

【飼い主さんがいる子の場合】
・給餌給水は屋内または飼い主様の管理下にある私有地でのみ行います。
・けが・病気・交通事故・鳴き声や糞尿などによるトラブル、その他周辺住民からのクレームについては一切関知いたしません、飼い主様ご自身で対応願います。
・私が直接近隣の方からクレームを受けた場合は、シッターを中断します。

【飼い主さんがいない子の場合】
・給餌給水する場所またはその予定にある場所を所有、管理または居住している方からの同意を得ていること(← 第三者からクレームが来ないと約束出来る場所、とも言えますね)
・けが・病気・交通事故・鳴き声や糞尿などで近隣住民に迷惑を掛けない旨を、具体的に証明できること。
・避妊去勢処置が終わっていること、またはそれを証明できること。
・ご依頼主様自ら里親募集を行っている、または第三者に依頼していること。

なお上記については有償・無償を問わず適用させていただきます。

【動物に食べさせてもらっている者として一言】

そりゃあ動物ならなんでも好きですよ。
哺乳類でも鳥類でも、おなかが空いているのが解れば
食べ物あげたくありますよ、というかペット関連の仕事に就いていない方でも
そう考えるのが普通の人間の心理だと思います。
ハトさんだってカラスさんだって
あんなに悪者扱いされなくてもいいのに、って。

でも実際はどうですか?

ゴミをあさる、糞で汚す、もしかしたら病原菌のキャリアになっているかもしれない・・・

それでも愛せますか?

あの子たちも生きるために必死なのは解っています。
だからといって安易に給餌するのはダメなんです。

迷惑を受けている方々の心情も考慮しなければいけないのです。

「芝生(植木)が枯れた」
「愛鳥を殺された」
「庭の一角をトイレ代わりにされ、悪臭がひどい」

これは作り話ではありません、実際に私が耳にした実話です。

それから・・・

野良猫の給餌に手を染めるということは
「真面目に猫ちゃんを飼育している飼育者やお客様に対する背任行為」
ということ。

私の行為によって誰かに迷惑がかかってしまうのだけは
絶対に避けなければいけません。

以上を踏まえ
「可愛い・かわいそう」だけでは動けないということを
ご理解いただければ幸いに存じます。

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飼い主不明・不在の傷病猫ちゃんを病院へ連れて行ったり、連れて帰ってきたりという行為は
事情によりやらせていただきますので、お困りの際はご一報ください。

「人出がなくて給餌できない」とお困りの方
乾電池で動く自動給餌機をつかってみてはどうですか?
ふた付きで餌入れが6室ある、いいのがありますよ。

長文失礼いたしました。