最近ジムニーで動画検索すると、買って後悔する車とかいう項目が多い。

 

何でこんなにジムニーに後悔するのかわからないでいる。

 

ジムニーとは、かつて軍用車の名残を受けている。

 

ジープを三菱などが生産して販売していた時代もあり、軽規格の

 

ジムニーの祖を作っていた会社が傾き、それをスズキが買い取った。

 

多くの社員が反対する中、社長が価値を見出し今に至る。

 

当時の道路事情は、舗装されている区間も少なく、ジムニーのような

 

悪路でも走ることのできる車が求められていた。ラダーフレームと言う

 

はしごの骨格の上に、ボディーが乗っかるような感じ。

 

当時は、上のボディーが壊れたら乗せ換えて使うという考え方だった

 

ようだ。そもそもジープのちっちゃい感じで作られているので

 

乗用車とは乗り味が違う。バスに揺られて走っているという感じか。

 

そんな車だから高速走行には向いていない。むしろこれで高速道路を

 

走る人がすごい。現行の64と呼ばれる型は、評論家が良い意味で

 

乗用車のような乗り心地と評している。つまり、高速でも乗りやすく

 

なったという事か。

 

昔からジムニー病と言われるジャダー現象がある。これはある一定の

 

速度になるとタイヤが揺れ始めハンドル操作が厳しくなるという事だ。

 

これに驚き事故になりかねないので、何代にも渡って改造が施され、

 

あまり起きなくなったという事だ。

 

ジムニー最大の弱点はスペースの狭さ、最近の車に乗りなれた人から

 

すれば、荷物が載らない、人を乗せ辛い、燃費が悪すぎるなどある。

 

だがこれはジムニーなので当たり前と思うことが大切なのだ。

 

荷物が載らなければ屋根に載せたり、後部に部品を付けて補填する。

 

人が乗らないというが、4つ席があり、二人は普通に乗れる。

 

スポーツ車も二人乗れればいいのだから同じようなものだ。

 

燃費が悪いのも買う前に構造的に重いのでこれ位だよと書いてる。

 

1年も待つのにこれを全く考えていないのかが不思議だ。

 

おいらは中古ジムニーを買ったが、これらをすべて理解して買った。

 

元々、雪国のセカンドカーとして、凍った轍をノートで走ると

 

下回りが壊れると危惧して追加で購入した。

 

高速乗らないし、わざわざ壊すような林道や川遊びもしない。

 

生活に必要な環境に適応するために買った。

 

まずタイヤが大きい事。これは軽自動車のタイヤは小さくて

 

80キロ出すとどこかに吹っ飛びそうで怖いと感じたので、大きい

 

タイヤで路面との接地感を安定させたかった。

 

地上高が高い事。これは、雪道でも雨でも下回りが良く見え、

 

修復が楽になる。

 

軽自動車規格に収まっている。大きく見えるが、軽自動車枠に収まり

 

税金面、移動先の駐車場にも有利となる。ちょっとしたスペースに

 

はまり、邪魔にならない事や、軽専用の駐車場にも入れる。

 

普通に走る分でこれ程気軽なものはない。

 

確かに格好良いのでステータスとして選びやすいが、それだけでは

 

他車を所有することと大きく異なる。

 

ジムニー好きは、ジムニーを相棒といて見るので、かなりのジムニー

 

信者だ(笑)だから燃費の話や狭さを逆に喜んでいる。昔ながらの

 

不便さがたまらない。

 

今の64型は、最新の技術が盛り込まれているので高すぎる。

 

そして1年待つのが嫌で中古に飛びつきたくても新車より高くて

 

買えないでいる。だが、このようにジムニーの本質を知らない人が

 

大量に中古に出すことでいずれ価格が落ちていく。最高の状態で

 

どんどん値崩れして、10年後にはJB23と同じくらいになるかもね。

 

そう考えると、新車で球数を増やしてくれたユーザーに感謝かも。