おいらはどうぶつが好きだ。毛が生えた分類なら大体OK 。

 

蛇やワニは苦手だ。かめはOK。

 

で、子供の頃から犬が欲しかった。家が飲食店をやっていたので

 

買う事が出来なかったので、知り合いが、インコをプレゼント

 

してくれた。何度も迷い犬を拾ってきたが、親に反対され元の場所に

 

戻しに行き、自由に走らせているところで、誰かにすり寄って

 

保護されるのを見届けて帰ってくる。

 

今はわんこを飼っている。三代目だ。

 

高3の冬の夜、歩いて家に帰る途中で小型のモフモフが走ってきた。

 

周りを見ても誰も散歩させ散る様子がなく、首輪もなかったので

 

おいらが抱っこして家に連れ帰った。今ならわかるが、シェルティで

 

首輪をしないで毛並みを整える習慣があり、トイレをさせるために

 

家から放してやり自分で済ませるようだ。その途中でおいらに会って

 

保護された。2週間くらい預かっていたら飼い主が現れ、首輪に

 

紐で玄関に留め置いていた状態をかなり嫌がったようだ。

 

普通犬は犬小屋か一定の場所に置くのが当然だった時代だ。

 

お酒2升をもって引き取りに来たが、預かってもらったという感じ

 

ではなく、連れ去られたような印象で感じが悪かった。

 

でもね、昔は犬の扱いはそんなもんだからさ。

 

その犬を預かっている間に情が移り、今のわんこの祖となるシェルティを

 

迎えた。その後、黒柴、シェルティと三代続く。

 

猫は嫌いではなかったが、親は嫌いだったらしく、気持ち悪がった。

 

犬と違って気ままで、あまりしつこくされるのが嫌だと聞いていたので

 

猫っかわいがりというかわいがり方は良くないと何となく知っている。

 

道端で野良猫が良くいるが、あまり寄って来るものは居ないので猫は

 

そんなものだろうと思っていた。親戚の家で猫がすごく懐いてグルグル

 

いう音が怒っているのかどうかわからなくてビビっていた。

 

寝ている足の親指を何度もハミハミしてきたのでくすぐったくて退場を

 

願った(笑)

 

家の中の階段に勝手に上っていた野良猫を退けようとして一撃軽く

 

食らっただけで、頬からうっすら血がにじんだ。猫恐し。

 

嫁さんの家に初めて遊びに行ったら飼い猫が、おいらに近寄って

 

アキレス腱のところをカプッと噛もうとしたことにビビった。

 

なんで初対面で噛もうとしたかは嫁さんでもわからないらしい。

 

嫁さんと暮らし始めた頃に、近くの車庫で子猫が車のエンジン

 

付近に入っていくのを見つけ、家の人に話して一緒に保護しようと

 

するが、軍手を片手に2枚付けて救助しようとしたらガブッと

 

やられ貫通した。指からは血がしたたり落ちた。猫怖え。

 

でも猫を見るとかわいいと思う。猫のグッズも持ったりする。

 

そんな3か月前、我が家に黒猫の子猫が現れた。直ぐにどっか

 

行ってしまうかと思ったが、保護して欲しいようなしぐさをする。

 

だが近寄ると軽くシャアと言う。シャアじゃないでしょ?と話しかける。

 

こういうやり取りを何度もして今ではにゃあと甘えてくるが、

 

もういいといいという時は足でおいらの手をはねのけ、それでも触ると

 

爪を出してくる。何かしてほしい時は、あのう?と言わんばかりに

 

首をかしげておいらのそばに来て何かを待っている。

 

ごはん?遊ぶ?と聞くとして欲しいことで目を深くパッチリ閉じる。

 

会話が通じているようで、最初色々質問をすると、そうだよと言う時に

 

パッチリ目を閉じるのだ。本当かどうか後で確かめると合っていることが

 

多い。今日も本命の嫁さんが来るまで膝の上でグルグル言って5分間は

 

撫でて欲しがる。その後、蹴りを入れて手を振りほどき、寝床へ向かう。

 

猫って怖え。