一時は一個物を買うと2個半のお金を払うような税率でもはや税とは
何なのかわからない状態でしたね。まあ、単純に本来の税率に戻った
と思われる10%対30%で収まりました。これからも数字は大きく
なったり小さくなったりはするもののこの対比が重要なのかも。
アメリカは、犯罪者に対する刑罰も日本と異なり年数が加算されている
と聞きます。罪状に合わせて懲役200年とか、それもう死んでるだろ
という数合わせ。だからトランプさんは自分が思うままの対比によって
プラスの税金を加えているので中国と競り合った結果、145%とか
存在しえない数字になったのでしょう。
しかし、トランプさんの思惑はこの対比を単純に実際の数値に戻して
関税が緩和されたように見せてますが、実際はもらう比率は確定していた
のだと思います。アメリカに対してすぐに頭に血を上らせて数字対決した
中国はトランプさんの罠にはまっています。冷静な人を相手に交渉する
のは難しいでしょうが、直ぐにやり返すような相手はトランプさんの
思うままになったはず。昔の日本もこうやって頭に血を上らされて戦争へ
舵を切ってしまったのでしょう。
とにかくトランプさんは相手のペースを崩すことにかけては天才的。
頭で勝負しようとするなら相手を怒らせて散々引っ掻き回して落とす所に
落とす。大して重要な話をしないで相手を怒りに任せて興奮させてから
まあまあと落ち着かせ、落し所を見せるとコロッと嵌る感じ。最初から
難題を話しあうのではなく、心理的優位に立って自分の用意したところに
相手をはめ込んでいくのが上手。今の日本の政治家にはいないと思うが、
トランプさんは意外と政治家なのかもしれない。
まあ狙われた相手は精神的に疲れるからあまり付き合いたくない相手かも
しれないが(笑)