最近はスマホも進化がなくて、新しいものを買おうという気力がなかった。

 

必要ないけど欲しかったのは、FMラジオ付きのボイスレコーダー。

 

あの小ささに、FMラジオが聞けて録音もできるという遊び心をくすぐる。

 

だが時代はラジコ。ネットがつながれば、雑音なしでラジオを聴ける。

 

プレミアム会員になれば全国のラジオを聴けるが、特に拘った放送が

 

ないので地元のラジオで間に合う。

 

スマホにワンセグがつかなくなって久しいが、ガラケー時代から

 

ワンセグとラジオが一緒になっていることは最高にワクワクする。

 

おいらにサッカーとか野球の視聴が特に興味がないため、シーズンでも

 

盛り上がらないが、今は動画再生が出来る。ここに趣味が詰まっているけど

 

大きい画面でないと理解できないことも多いので、家でパソコンで見ている。

 

そんなおいらの目に留まったのがスイッチ2だ。スイッチも持っているが、

 

動作がものすごいことになっている。携帯型でついにパソコンゲーム並みの

 

容量を動かせるのだ。スチームデックという、パソコン機能を小型化した

 

ゲーム機があるが、あれでも10万する。ところが、スイッチ2は半額で

 

ほぼ同じ事が出来、任天堂専用のゲームもできる。スチームデックが

 

欲しかったが手を出さない理由を全部叶えた。

 

ついに理想形を完璧に作り出した。置き型のゲーム機並みに重いゲームが出来、

 

しかも携帯時には軽くして機能を分割する。ドックにはついに4Kを表現

 

できる力を持ち、携帯モード時にはそこまでスペックを割かないという思想。

 

ゲーム開発者が、携帯用と置き型の2つのソフトを作らなくても良いという環境。

 

スイッチ1では、まだそこまで作り込めなくて大変だったようだが、ようやく

 

2で実現できたという事か。恐るべきはその値段。PS5の初期で5.5万円が

 

ドル計算で為替の変動を受け、8万まで値上げして、家庭用ゲーム機の

 

許容範囲を守り切れなかった。任天堂は、これを国内限定として販売し、

 

それ以外の物を輸出価格に設定したと言われている。リジョンフリーはほぼ

 

7万だと聞く。世界で人気があったとしても日本での販売を失うわけには

 

行かないという判断か。歴代の固定ゲーム機は2万5千円がほとんどだったが、

 

スイッチでついに3万を超えた。携帯型に特化したライトは2万くらい。

 

携帯型に固定ゲーム機を買ったら4万5千円。つまり、スイッチ1の段階で

 

3DSとWIIを買ったくらいに抑えていた。これがPS4くらいの能力にした

 

として、3万円とスイッチライト2万とすれば大体5万円となる。

 

感覚としてこの2台を買ったのと同じ遊びが出来るのだ。

 

しかも豊富な任天堂のソフトは互換が聞くし、ダウンロード版で店頭にない

 

古いソフトも遊べる。ゲームの宝石箱や。

 

8万だと2年お小遣いをためる感覚だが、5万だと1年と親がちょっと補助して

 

やるくらいで買えそうという感覚が生まれる。

 

ほんのちょっとの違いだが、買う方の財布の口を緩ませるか縛り上げるかは

 

このほんのちょっとした匙加減も重要だ。

 

このあたりが、ソニーより評価できる。当たり前のことを当たり前だと

 

言われるより、考え方を変えてより納得できる方が心が動くだろう。

 

ソニーは為替を理由に仕方がないから8万にする。買わない人は買わなくて

 

いいと突き放した。しかもPRO12万も出して、欲しい人はこれでも

 

買うんだと煽った。おいらにはそう感じた。だから敢えてPS5は買わずに

 

ゲーミングPCを買った。買えないわけじゃなくて価値がないんだよと

 

反発した。世の中の人はどう思ったか知らないが、任天堂は、お求めやすい

 

価格に設定しておりますのでお待ち下さいと言っていた。そしてまあ、

 

納得できる価格になった。この姿勢の違いですごく差がついたと思う。

 

おいらはこの久々の心躍るガジェットをじっくり観察してから買おうと

 

心に決めたのだった。