PS5が画質を追求し続けて辿り着いたのがパソコン並みの
グラフィックボードが必要という事実。
1985年頃にPCー88、FM-7、X-1といったマイコンが
グラフィックの性能を競ってゲームを出していた。
まだ、カセットテープで30分ほどロードさせてパソコン内に
取り込んでやっと遊べる時代だ。
カセットテープで買ったゲームソフトもかなり高額だったので
同じマイコンを買ったもの同士がそれぞれの機種にあった
ゲームを貸し合っていた。
テープなので音楽でもそうだがだんだん伸びて来る。それを
防ぐためにマスターテープから第1段階のコピーを行って
マスターテープは完全保管する。貸し借りするのはコピー1か
更にコピーしたもので行うので、読み込みエラーを頻繁に
起こした。30分経ってみないと動くかどうかわからないのも
また味があった。
対してファミコンはガチャとやって電源オンで直ぐ動いた。
画質は悪いがすぐに遊べるか、20万も出してマイコンで遊ぶかの
どちらかだ。マイコン勢は、時間がかかってもファミコンには
負けないと思っているのでファミコン派は子ども扱いされる。
中学生くらいの頃だったので流石に新品で直ぐに買ってもらえる
わけはない。それでも友人の多くはFM-7、X-1を持っていた。
おいらもX-1を勧められたり、FM-7を勧められたりと声は
かけられたが、どうやったって20万は無理だ。しかも今もそうだが
モニターは別売りなので全部揃えると30万円の世界になる。
親父殿の知り合いが中古でX-1を10万で売ってくれたのでX-1を
手にすることが出来たが、今でも30万もパソコンに出せないだろう。
それが最初のパソコンだが、今回手に入れたMSIのKATANA17は
その頃を思い出すほどゲームに特化している。
後からOFFICEを手に入れないといけないが、新品で18万ちょっとで
買えたことは凄い事だと思う。性能は月とスッポンくらいあるだろう。
残念ながら進化しすぎてAV機器との融合も終わり、パソコンとして
独自の進化をした。昔のNECのPC-98みたいな感じだ。
PC-98は事務作業用に特化した法人用のマイコンだったが、後に個人
向けに開放される。オフコンと呼ばれるほど別格だった。
むしろゲームに特化したモデルでいうならX-68000に例えたほうが
良いのかな。その頃はもうマイコンから卒業して会社員をやっていた。
外資系だったので、コンピューターが英語だけだったのには驚いた。
その頃はそれよりもワープロが進化した時代だったので、ワープロの
使い方を習得した。結局ワープロが廃り、パソコンでワープロ仕事を
することになったが、一太郎ではなく、WORDだった。
まだ箱から出して電源は入れていない。いつもは兎に角動かせる
状態にして何となく使うのだが、今回はじっくり堪能したい。
初めてマイコンを手に入れてからおよそ40年経った。WIN11以降で
買い替えを迫られないように願いたい。