PSの歴史を見ると、歴代で一番売れたのがPS2だという。

 

その絶大な売り上げをあげたPS2でもやらかしたことがあった。

 

PSXだ。PS2にTV受信機能と録画能力を付けた複合機で、

 

これが大体10万円だった。PS2本体が39800円+税だった。

 

DVDレコーダー単体でも5万もあれば当時の中級の物が買えた。

 

わざわざ10万も払って誰が買うんだと当時も言われていた。

 

知り合いに買った人がいた(笑)使い勝手を聞くとなんか

 

難しくてすぐに壊れたらしい。

 

これはソニーがゲームをしない人たちにもPS2を普及させるために

 

レコーダーを乗せて販売した例だ。

 

これは当時レコーダー買うならもっと良い機種を買うと思われ、

 

PS2も欲しいなら単体で買うと言われていた。

 

PS2でもこんなことをしていたのだから今の値段もそれなりに

 

覚悟はしているだろう。

 

PS2の後に最高のプレステを作ろうとして、CPUを開発した。

 

これがCELLというCPUで、開発コストが高くつき過ぎたのと

 

PS2との互換が取れないためにかなり苦戦した。

 

PS2は最高に売れた機種だ。このソフトと互換が取れない事で

 

かつての資産を捨てることになる。

 

初期ロットの物にPS2との互換があるものが存在すると言われた。

 

62790円(税込み)で20GBのモデルがそれである。この価格が

 

家庭用ゲーム機では有り得ないと、今のように大騒ぎになった。

 

後に49980円に改定されるが、この時は互換性を捨てた状態だった。

 

暫く後に初期ロットの互換性がある物が見直され、高額で中古の

 

売買が行われた。PS2はDVDを普及させ、PS3はブルーレイを

 

普及させることとなる。噂だと、このCELLの失敗から日本主導の

 

ソニーではなく、アメリカ主導のソニーになったとされる。

 

その為、PS4の発売からアメリカ時間で発表されるようになり、

 

値段もドルが中心でそこから日本円が割り出されるようになった。

 

一番わかりやすいのが、PS5の登場時、アメリカで発表され、

 

日本での販売がアメリカの次になった事。販売経路がどうなって

 

いるかはわからないが、販売後に品薄、転売などを繰り返し、

 

日本人向けのゲームタイトルが少なく、まるでXBOXを販売して

 

いる感覚だった。

 

そしてコロナ渦に伴い、家から出られない生活が約3年続いた。

 

PS5どころか、PS4の在庫まで消え、プレステに触れる機会が

 

どんどんなくなっていく。PS5の再販時には値段が上がり、

 

PS5 PROの噂が聞く頃には値段が下がると思われていたが、

 

さらに値上がり、PROは10万円を超えてしまった。

 

物価が昔とは違うとはいえ、ゲームにかけられる金額が一般人に

 

10万超えは無理だ。PSXのようにレコーダー機能があるわけでは

 

ない。純粋に解像度とスムーズな画面を極めたゲーム機だ。

 

冷静に考えてもこのようにゲーム性能に特化したものは、一般人

 

うけはしない。プロのゲーマーが競うレベルだ。

 

おいらは4までお布施したので5がいくらになろうと遊びたい

 

タイトルがないのでここまでだが、拘りたい人にはまさに神機

 

なのだろう。それを否定するつもりはないし、うらやましいとも

 

思わない。

 

ただ、余程の事が無ければ、PSで遊んでいた人が次期新型機に

 

戻ってこないではないかと思う。今は、怒っている人が多い。

 

それはまだPSに対して気持ちが残っているから。

 

これがどんな発表があっても へえ、それで? に変わった時に

 

誰も興味が無くなったらおしまいだと思う。

 

おいらのように離れた心を取り戻せるか。ゲームという市場を

 

廃れさせないかという事。

 

刺激の強い動画にやられてしまうと、静止画がちょっとでも動く

 

不思議さを忘れてしまう。簡単なパラパラ漫画でも面白いと

 

思える心がないと、刺激の強さを求めて際限なく興奮するものを

 

求めるのかも。PSは、もっと興奮する動画を求めるの?