ジムニーは多くの人に愛される車だが、高速道路に乗ったり長距離を
かける場合には若干不安要素がある。加速が鈍足な事とやはり軽が
主体で作られているので事故に遭った時の生還率が低くなることだ。
これは、自分より大きな車にぶつかった時にはどんな車でも低く
なるが、より安全性を上げるには普通車規格まで見なくてはいけない。
そうした場合、普通車でより人気があってコスパに優れた車種を
選ばないといけないと思う。
自分で買うにあたり、予算に無理がなく3年ないし、5年で買い替えても
元が取れる車が望ましい。例えば、セダンなどは絶対的な安全性があるが、
人気がない為、下取りが泣けてくるほど下がってしまう。400万円で
買っても半額以下になると次の車を買うお金が減ってしまう。
これを適正に新車を買い続けても使った分の年数で回収でき、新しく
買い続けることが出来る車種があれば最高だ。
これに近い条件は旧車のスポーツモデルだが、現在生産が終了して
新しく買いたくても買えない。スポーツモデルも車を買う事が
消極的な時代となって消滅してしまいがちだ。それでも86や
ロードスターなどは生産が続いていることが凄い。300万はするけど。
十数年前にZ33が久々に出てきたときには350万円だった。
買おうと思えば手の届く位置だったが、買わなかった。
いつか買おうと思っていたが今では700万円になった。完全無理。
あの時買わなかったのは3600CCという無駄に大きなエンジンが
おいらの生活環境に適さなかった。3000CCまで落ちたら
いけるかなと思ったら700万円だ。
それに、中古もかなり暴落してその値段で買えるの?と不思議な
ほどだった。特有の故障個所が頻発していたようだし、日常使いには
無理っぽい。乗用車系はスポーツモデルでも人気がないと値崩れは
酷い。自分が好きな車種が価値がないと思うと居た堪れない。
今度買う時は、トヨタのシエンタにしようかと思っている。
スライドドア付きで人も荷物もたくさん載るのに今でも100万円台の
後半から買える。下取りもさほど落ちないようだ。
ジムニーは売らないが、毎日仕事で乗る車はある程度現在のメカを
搭載させてあったほうが使い易い。ジムニーは道楽のようなものだが、
お客さんを送迎したりするにはある程度の品質がないと見栄え的にも
よくない。それだけのためにと思うかもしれないが、永く乗り継ぐ
ための車は、パーツがいつでも揃うものでないと生産終了から7年で
乗れなくなる。故障してもパーツがないとどうにもならない。
だから人気でカスタムされやすい車こそが、永く乗れるのだ。
流行りだけの車では新車から5年経つと新型に替わり、それから7年
しかパーツが確保されないのだ。同じ車種が何代も続いていると
同じパーツを使う部分もあるのでそれよりも永いかもしれない。
同名の車種が生産終了と発表されると、そこから7年の命という
事になる。車は自分の分身や個性で表されるが、新車で買って
直ぐに事故ったり何かの原因で廃車になる事もある。
限定車は同じものが二度と買えない。旧車は何らかの延命措置をして
現代に生き延びているが、一般的には車の寿命は生産終了から
7年ちょっとだろう。だから今乗っている車は一期一会であり、
いつまでも乗り続けることが困難かもしれない。
同じ車種を乗り続けるには変わらない生産目的に便乗するのが
一番なのかもしれない。
いつもバカにしていたカローラ。実は永い年月変わらない思想で
作り続けてきたんだね。次は乗ろうかな。