我が家では、11日の日曜日から16日の金曜日までお盆休みに入る。

 

特に旅行などの計画は無いが、朝から食事を準備する業務が

 

お休みできる。そして夕食の準備もだ。家族分に作るのは毎日の事

 

だがプラス7名分の食事を朝6時半から準備して9時まで待つ。

 

夕食も19時から22時頃まで待つ。これを毎日行う事は結構しんどい。

 

待つ時間が長いのだ。これが休み中は自由な時間となる。

 

待つという行動はかなり心を病む。連絡さえもらえればさっさと

 

片づけられるのに食べに来る方はその時の気分で動くことも多いからだ。

 

世の専業主婦さんは、旦那さんの帰りを待って食事を作っているが

 

飲み会などが急に入るとかなり心が痛むだろう。痛み方は怒りや

 

折角準備したのにという悲しみなど色々あるだろう。世の食事を作って

 

もらう側は早い時間に食事の有無を連絡して欲しいものだ。

 

今年はお袋が亡くなって初の盆となる。生きている間に愛情という名の

 

パワハラ、モラハラした親父殿もかなり落ち込んだものだ。

 

子供の頃に母親を亡くした親父殿は、年上であるお袋に甘える形で

 

愛情を欲してパワハラなどをしたので、お袋は寝たきりになった時には

 

親父殿をただ受け流していたようだ。親父殿がいない時には本音を

 

孫に話したりしていたようである。

 

まあ今更いなくなってから甲斐甲斐しくお盆の準備やお墓でお経を

 

読んでもらう手配などを必死にやっているが、恐らく自己満足だろう。

 

大分おとなしくなって良い感じになったが、お袋が寝たきりになる前に

 

こうなればもっと楽しかったとも思える。

 

まあ今は自分のことは自分でやっているが、夕食時だけは一緒に取る

 

ようにしている。いずれおいらも親父側のように老いていく。

 

食事という楽しい時間に一人で食べさせるには孤独すぎるから。

 

おいらは嫁さんにはそういう事をしなかったと思いたいが、感じる側

 

だけがどう思うか判断する。

 

おいらも孤独の中で自分の人生を振り返りたくないので、出来る限りの

 

ことはするつもりだが、パワハラ、モラハラに傾倒すれば牙をむく。

 

世界が不安定になっていく中、家族が憩いの場であることは、昔からの

 

願いであって人生の目標だった。

 

来世があるならば、この穏やかな状態をベースにもっと躍進できる仕事を

 

してみたいなあと思う。