数々の規格争いを続けていたソニーのブルーレイが、まさかのディスク製造終了を
発表したようだ。ソニーというと数々のブランド名で商品を展開してきたが
終了する時は風の如し。
おいらの子供が成長する過程で8mmビデオカメラを推しに推して一時代を
築いてきた。ところがあっさりDVDやHDDへ切り替えSDカードへと移っていった。
子供の記録が残った8mmカセットは本体が故障して再生することが出来ない。
最後の手段は、カメラやでDVDに焼き直してもらう事。
そういった作り逃げをしたソニー独特の規格にいつも泣かされる。
SDカードに対抗したメモリースティックも途中で止めてSDになるし、その頃に
使っていた機器がメモリースティック専用で買い足しても金額が高い。
ゲーム機関係も未だに独自の規格の周辺機器を出すものだから対応している
メーカーが少なく、ほとんど価格が落ちない。
そもそもソニーを応援していて勝組になったことは無い。
ベータマックスはVHSに負けた。HDDVDには勝ったがやはり次の規格が
出ないうちにブルーレイも終了。
パナソニックがソニーと競争するのを止めて採算の取れない部門はあっという間に
売り飛ばしてしまった。TV事業やブルーレイも。
そしてソニーも機械は作るけどディスクは止めると言っている。
おいらはソニーのレコーダーを使っているが、ディスクはビクターの50枚入り。
コストパフォーマンスでケースは要らないから1枚当たり100円で録画できたらいいなと
思っている。コロナ渦前までは一生懸命TV番組を録画していたが、コロナと共に
TVへの関心が薄れ、紅白すら見なくなった。
WOWOWで映画をよく見て録画もしたが、1年続けると同じ番組になるので1年が
限界だ。それから数年ブルーレイレコーダーは眠ったままだ。
お袋が見ていた朝ドラもお袋が寝たきりになってDVD録画が上手くいかなくなり
TVから外した。お袋が亡くなってTVもニュースを少し見るだけになった。
昔から芸能人を騙して落とし穴に落とすとか、過激な演出で笑いを取っていた
番組だがどこがおもしろいのか分からない。大丈夫なのかこの人はと心配する感じ。
日テレとフジがそういう習慣で笑いの意味が分からなかったが、たまに面白い番組も
あったので見ていた感じ。フジが完全におかしくなって、日テレで東日本大震災の
復興に向けた明るい話題でZIPが始まった時はほっとした。犬と旅する話で
実際は酷い扱いだったことや最後に車の中で苦しんで死んだ様を聞いた時、
やっぱり日テレなんだと思った。
まあ何だかんだでTVは見なくなっていったからブルーレイを使うことも少なく
なっていったが、ブルーレイは色々と規則が厳しくて使い勝手が良くない事も
多くのユーザーを囲い込めなかった原因かもしれない。
円盤で記録する文化を作りながら最後はDVDだけになりそう。
パソコンでもDVDだけは今も搭載されていることが多い。
奇麗な画像と音楽が売りのブルーレイだったが、結局最初の25GBのディスク
しか売れなかった。50GBやそれ以上の容量のディスクになると25GBを
何枚も買える金額でお得感がなかった。
ネットという環境が浸透したのが一番の敗因かもしれないが、著作権に真剣に
向き合ってきたソニーが著作権フリー状態のIPHONEやネットに負けた
のだろう。
ソニータイマー。本来、ソニー製品を買うと思ったより早く寿命が来ることを
差す言葉だが、ソニーが製品として出すものそのものがソニータイマーに
当たるのかもしれない。