我が家には緊急時に備えてガス、灯油、電気の三種の非常用備品がある。

 

2011年3.11以降、いつ来るともしれない災害に備えて最低限の

 

機材は準備している。

 

まず、冬場に関して言えば、ストーブは反射板を数台、ガスボンベ式がある。

 

電気をストーブに使うとすぐに切れるので装備はしていない。また電気で

 

スイッチを管理するFFは電気の使用も高いので非常用に入れていない。

 

ガスボンベに関しては、カセット式でカセットコンロも数台ある。

 

そして照明に関しては、今では100均でも買えるし、元々コールマンの

 

キャンプ用を大小4台持っている。単1電池×8だが、通常ガスコンロや

 

ガス湯沸かし機の点火にも使われるので16個常備している。

 

また、単三電池は、懐中電灯やラジオ用で充電池をかなり集めた。

 

一個400円位するのだが、充電で2000回使えるという事で高いが買った。

 

今だと500円位に値上がりしてびっくり。そして充電を中心に考えた時の

 

ポータブルバッテリーを一つ持っている。600W位だが、最大瞬間電力が

 

1000Wに耐えられる代物だ。普段から80%前後になるように

 

使いながら充電している。これが結構高くて7万円位した。

 

本来、電子レンジを使えるようにもう一クラス上を常備したいのだが、

 

ここから一気に値段が上がって買いづらい。15万からとなる。

 

故に、普段から車中泊等を経験して使う機会が増えたら買い易くなるのだが、

 

車中泊出来る期間が一般人からすると春と秋位しかない。夏とか冬に

 

修行のように車中泊するには忍耐が必要となる。いつかは買いたいが、

 

今ポータブルバッテリーは進化の真っ盛り。慌てて買うよりも性能が

 

安定して値段もそれなりになる日が来ると思うのでそこまで我慢。

 

ポータブルバッテリーは部屋の椅子に電気毛布を敷いて体を温めている。

 

結構減りも早く、3時間程度で10%は減る。70%を切ったら充電

 

するようにしている。充電時間が長いからだ。

 

食料も米や冷凍品は仕事柄使うので常備している方だ。

 

問題は水だ。永く保存が効く水は何か入っていそうだからペットボトルの

 

水はあまり買わない。前に一度買って期限前にお茶として沸かして飲んだが

 

それから買っていない。能登地震のように直撃を受けると常備品も

 

意味がなくなってしまうほどの災害だと悟った。建物が旧式であっという

 

間に崩れてしまったこともあるが、平成になって建てられた家でも

 

あの連続した震度7に耐えられるかわからない。一種の運だ。直撃で

 

なければ家に残って災害を凌げればいいが、家が半壊した時点で、

 

その家にはいられないだろう。手で持てる最低限の荷物を持って

 

避難場所に行くしかない。秋田市でも避難所へ行くことに問題を

 

抱えている。避難所はその場凌ぎの一時避難であって、ずっと居られ

 

ないという事が町内会を集めた消防署の人の話があったのだ。

 

避難所に逃げる途中で洪水に合ったりして流される危険があるなら

 

家が安全なら動かないほうが良いと。そう聞かされていたので

 

去年の大雨の際でも一番安全なのは家だと思っていた。洪水になったら

 

海水浴用のゴムボートでも用意したほうが良いのかなとか思っていた。

 

いずれ、災害の種類によって逃げ方が違うので、考えながら生きている。

 

用意はすれど、どのタイミングで動くべきか判断することが重要だと

 

思う。災害時車は使うなというが、能登地震で逃げることを諦めた

 

年配者を車で救出した動画もあった。人のいう事だけを信じずに

 

見たままの状況を判断するのが重要だと思った。そして生き残った

 

後のことも重要だと思った。何も考えずに、お役所の人の言うまま

 

だったら自分の今後がどうなるかまでは面倒を見てくれない。

 

自分の判断に従ってお役所もその意思に沿ってお手伝いしてくれる

 

はずだ。考えることを止めてはいけないと思う。