ドコモでらくらくホンなどを提供していたFCNTが民事再生を申請したそうだ。
旧富士通と言えば、知る人ぞ知る、熱々カイロホンなどと呼ばれていた
時代があった。IPHONEが出てきてそれに対抗したアンドロイドホンの
先兵で、ガラケー時代の何でも一つで出来ると謳ったスマホだった。
力の入れ具合は相当なもので、当時CMに三浦春馬さんを起用していた。
おいらも全部入りホンという売りに飛びつき、スマホとしてだけでなく
携帯電話としても使えなくて放置した時代がありました。
伝説のF-10DとAU版でISW11Fです。当時のスマホはプログラムを
アップデートしても直らず、ひどい時は暑くなりながら暴走し、十数分
固まって電池切れで落ちるという現象もありました。
富士通製品が好きでしたので当時はすぐ直ると思ってましたが直らず、
新型へと移り変わっていきます。富士通ですらそんなスマホしか
世に出せず、ガラケーかIPHONEの二択しかないような様相でした。
パナソニックやNEC、カシオといったガラケー時代を引っ張ってきた
メーカーが次々撤退したり、富士通のように色々な会社が合併して
競争する力を温存したりしていました。
らくらくホンはドコモで買えるお年寄り向けのエントリーモデル
でしたが、今では結構なご年配でもスマホを自在に操っているのを
見ることが多いので役割が終わってしまったのでしょう。
ガラケー時代でも6万もする端末を分割で支払っていたはずなのに
今はスマホが本当に高くなりました。ミドルモデルで5万位とか
ガラケー時代では多くの種類とデザインから選べたのに今じゃあ
みんな同じ板。画面をくるくる回したり片手でパカっと開いたり
ガジェット好きをくすぐる仕様だった。
今では本当にIPHONEの形をした別のものか、IPHONEのように
20万の世界を求めるかの選択肢しかなくなってしまいました。
先日の京セラの個人向けからの撤退とか寂しい限りです。
今が昭和の初めの戦後と同じ、日本の力が失われた時だとして
そこから復活するにはどのくらいかかるのかな。
ボロボロになっても復活する我が日本は、不死鳥のようにまた
輝きを取り戻す事を祈ってます。反骨精神に溢れた未来の若者が
海外製に負けてなるものかと奮起すると願います。
おいらはそういう時代の人の恩恵を受けて育った世代なので
どん底から這い上がった人の偉業を直で見たことがないので
期待したいところです。