時は2023年5月26日、田舎者のおいらには三軒茶屋は凄かった。
秋田を10時7分に出発して東京着が14時08分。
東京メトロ丸の内を1分、大手町で半蔵門線に乗り換え、後は
乗り換え要らずで三軒茶屋へ。
南口Aを目指して歩き、地下から地上へ。
嫁 「女子大へは皆同じく歩いていくから大丈夫だよ」
実際は女子大に行く人以外もうじゃうじゃで目印なし。
もう女子大っていうから女子大生の出て来る方へ行けば
いいんじゃないかと女子大生の流れを遡る。
女子大前到着。誰もおらん。
嫁 「人見記念講堂だよ」
マップで検索すると警備の人の居る中を突っ切れと出る。
いや誰も通ってないし流石にやばいだろうと、表示の先回りで
細い道を通る。前にはカップルがいて次の瞬間、「あれ?行き
止まり?」と言っている。マップでは道なりに抜けられると
なっている。狭い住宅街を抜けると、大きな国道沿いに出た。
まさか、国道沿いをまっすぐ歩いて着いたんじゃね?
あたり!!
わざわざ女子大生の流れに逆らって全く違う方向に歩いてた。
女子大広し。
徳ちゃんの関係者を要した警備に案内され門をくぐる。
女じゃなかったら通常は入れない女子大内。
一時間も早く着いたのにちらほら徳ちゃんファンがいた。
女子大内にはイギリス学校(子供)やなんかいっぱい外国の
人がいて校内もおしゃれな街感で作られていた。
大学内なので当然一般人がうろうろされたくないらしく、
常に一定の場所で待つよう指示が出た。ここまで焦ってきたので
自販を探したが見当たらない。ふと見るとトイレの他に
営業中という旗が地下から這い出していた。
何だろうと見ると休めるスペースのあるお店があった。講堂の下に
外から入れるお店なんて何とおしゃれでしょう。
飲み物を買ってコンサート時にせき込みそうになったら潤そう
と思った。マスクありなら歌ってもいい位緩和された。
大学の敷地内なので更に要望が強くなる。白い部分は車が
通るから入らないでとか、まもなく小学生が授業を終えるので
こちら側を開けてくださいとか。まあおいらは言うがままに
従ったが、要望が多いので多くのお姉さま方はちょっとお怒り
モードで中入れろと小さく話していた。
並ぶように指示された時は、ちゃんという事を聞いていた
人側から誘導されバラバラになっていた人は後ろになったようだ。
時間が近くなって入り口が開き、奥へ入っていくと秋田の
旧県民会館位ちょい少な目のステージと席があった。
マジでこれを一団体で作って所有しているの?大学の建物も
沢山色々あったのに驚きだ。トイレもステージの両側に
男性は小便器8人、大便器もそれくらい設置されていた。
今の秋田の会館でさえ、大便器は4つあるかどうかなのに。
それでも徳ちゃんのコンサートは老人が多いのか、1部の
休憩で男ですら並んで進まない状況がしばらく続いた。
公演は18時半で遅くても終わるはずが18時45分まで伸びた。
おいらが前回見に行ったのが八王子での公演。この時も
少し伸びたが、もし八王子で18時45分まで伸びていたら
秋田へ帰れなかったかもしれない。一応、最終は20時16分の
新幹線だが、八王子まで1時間かかるのでドンピシャな電車が
なかったら間に合わなくなるのだ。今回は30分で東京へ着くが
二日目に用事があるためホテルを予約してあった。
とそれはさておき、今年は2回目の徳ちゃんコンサート。
前回は八王子jCOMホールで2階席だった。人生初の2階席(笑)
徳ちゃんのファンクラブに入っている嫁さんに頼んで取って
もらっている。2階席からは徳ちゃんそのものを楽しむというより
音響とその舞台セットを楽しめた。2階からは様々な仕掛けを
見ることが出来たので驚いた。1階席だとステージの方が高いので
ステージに装飾されている映像がほとんど見えない。ステージの
床に表現されている映像が凄いと初めて感動した。今回は1階の
12列目で比較的ファンクラブ席の常連的な位置だった。
ある程度セトリも覚えているので今回は歌を楽しんだ。徳ちゃんは
いつも演出を考えておられると思うが、張り切りすぎて音や
タイミングが微妙にずれることもある。それを毎回うまく
いくかどうかを祈りながら見ている。前回ずれちゃった部分は
今回は最高にうまくいっていた。そのかわり、100%ではなく
80%に抑えながら演出しているとか勝手に想像しているが。
想いの強さでフルパワーで歌唱するときはものすごく神がかる
一瞬が存在する。想いが強すぎると少しずれるがそれも毎回の楽しみだ。
今回は神がかるよりも技術を重視した感じだ。
徳ちゃんが何度も病気でうまく声が出ない時期もファン皆が頑張れと
祈りながら集中してみていたこともある。
震災直後に東北を回った時も神がかっていた。そういうポテンシャルを
出し切れなかった時の病後直後の痛々しい姿を見たり、復活しただけで
涙が溢れそうな時も見てきた。
そういう徳ちゃんの姿を見てきたコンサートなので、皆年取って
失恋の歌とかはうまいねえと思いながら聞いている。
逆に人生の辛さや世界情勢に対するやりきれない環境に立ち向かう内容の
歌は、涙なしでは聞けない。ノスタルジアの解放。アルバムにはタイトル
だけで原曲が存在しなかった幻の曲は動画にしかなかった。
それを2回のコンサートで聞くことが出来た。重い内容だが今だからこそ
その内容がリアルだ。数ある名曲だが、本来シングルカットされる
顔ともいうべき曲以外で泣かせに来る徳ちゃんはやはり神がかっている。
自分の曲とカバーをうまく混ぜ合わせたセトリは、やはり徳永英明そのものが
魅力的な存在だと知る。
第2部の皆と共に歌うステージはかつて見たこともない盛り上がりだった。
まあおいらが弾けちゃったので数年ぶりのリアルカラオケ状態(笑)
皆で歌う壊れかけのでおいらが壊れた(笑)喉を傷めて飲み物を飲まないと
吐きそうになり、終わった瞬間に座ってドリンク、復活(笑)
最後までかなり盛り上がったが、最初、徳ちゃんが早口で前席の人に話しかけ
周りに何を言っているかわからない状態で、あまり反応がないなと言いながら
歌ったのが「僕のそばに」だった。
そう、僕のそばに聞きたい人?って言っていたのだ。聞こえないから前席の
人だけ反応して始まっちゃったのだ。
今回そういうのが何度かあって、最後の最後に「みんなブラボーだったよ」
みたいなことを言ったのを聞こえない人が多かった。最後なんて言って
たんだろうというお姉さまに折角の言葉を伝えたくて「みんなブラボー」って
言ってたよと話したら「ああ!!」と納得していた。
次は秋田公演だ。