小学生のころ、授業で朝顔とひまわりを植える事があったと思う。
芽が出る確率はほぼ100%だが、うちの採集した種は20個中
1個しか芽が出ないらしい。
朝顔が好きで毎年温かくなってから植え始めるが、お店で
売り始めたものはもうすでにかなり大きく育っているので
不思議に思っていた。そして近所の庭に自生している朝顔は
株単位は数ほど多くないが、栄養分がいっぱいなのか、大量の花を
咲かせている。この数年はその数も減り、僅かな花を見かける
だけになった。劣化しているのか?人間が手を加えたせいで
一世一代限りの花になったのか?種は丸々大きく育ち、採集後は
小さく縮む。採集後に水分を放出して保存状態になるのだ。
最初分からずにビンに直で閉まったらカビを発生させ焦った。
それ以来一年以上陰干ししてビンに入れていた。
だから毎年狙った場所に咲くように種を一個一個丁寧に植えたが
芽が出ない。何度か種を再度投入しても芽が出ない。
そんな年が3年くらい続いてその間はもう育ちまくったお店の
朝顔を楽しむしかなかった。その種もうまく回収して陰干ししたので
次は出ると思ったが出ない。
見た目で生きている種と死んでいる種の見分けがつかないので
今年は直植え場所を徹底的に雑草を除去し50個ほど植えた。
数日すると4個の芽が出た。しかし何を遠慮しているのか
端っこばかりに生えてきてメインはその後も出てこなかった。
そこで、芽の出なかったメインの場所を再度堀り返して土をかき混ぜ
小石を撤去、たっぷりの水を上げて再度50個撒いた。
数日後、2個、更に2個とだんだん増えてきた。
やはり生きている種の割合が低いのかも。ビンにはかなりの種があるし
そのビンが2個ある。一生朝顔を買ってこなくてもいいだけの種はある
はずなのだが、当たりは少ないようだ。
店頭で売られる朝顔で見たことのない花柄が出ていると、奇麗なので
欲しくなる。我が家には珍しい柄も結構揃ったはずだが、この調子だと
絶滅したかもしれない。今年のこの方法で更に空いたスペースに
50個単位で撒いてみて一度ビンの中を新型の種と旧型の種を区別して
みようと思う。旧型の種を何年かで全部植えてみて新しい種だけを残す
ようにすれば、かなり前の種が死んだかどうか判断できる。
今植えているのは実は一番旧型の種から育った新型の種の分類で
旧型は最近植えたことがない。その新型ですら50個に一個くらいの
発芽なので旧型はどうなんだろう。今年採取する種を最新型として
別の便に集め、旧型を中心に植えつくそうと思う。
もう、何色が咲くのかもわからないが力技で20個は発芽させようと
思っている。