ある女性の車中泊動画でも湖のほとりで車中泊をし、
朝日を浴びながら朝食をとるシーンがある。
木々の中から木漏れ日が見え、簡単な朝食もおいしそう。
そんなシーンを見て若き日に初めて横浜のアパートに
一人暮らしをした日を思い出した。
まだ何も生活用品がない状態で、歩いて10分くらいの
商店街へ行き、モスバーバーやケンチキを買ってきて
畳の上に座り込み、部屋の中心にある窓を開けて
食べるという何とも贅沢な時間を過ごした。
仕事は決まっていたが、まだ出社まで日にちがあったし
この後、親父殿から送られてくる大量の生活用品に
埋まっていく前のミニマリストのような部屋。
おいら拘ったのが、窓の手前にパイオニアのオーディオを
配置し、有線で部屋の隅々にリヤスピーカーを置いて
音響効果を楽しんだ。その頃は免許もなかったのでチャリで
10分くらいの石材屋さんからコンクリートブロック4個を
4回往復して買ってきてスピーカー下などにセットしたものでした。
今ではそのブロックは秋田まで運んでおいらの車の車止めに
なってます。
一人暮らしの部屋ってなんかワクワクしました。友人が来ると
なぜか家から持ってきたすき焼き鍋で、すき焼きパーティを何度も
しました。最初の数年は楽しかったけどだんだん仕事が忙しく
なると、寂しい気持ちが支配していった記憶もよみがえります。
今は嫁さんも子供もいるのでいつも楽しくやっていますが、
話す相手がいないと寂しいなあといつも思います。
だから旅をするのは好きだけど、それは帰る場所があるから楽しい
のであって、一人になりたいと思うのとはちょっと違うのかなあ。
車の歴史と嫁さんや子供との思い出が一緒に経過するのがいいのかも。
次に買う車には家族のどんな思い出が刻まれるのかが楽しみ。