お別れの日がきました。

 

夫は42歳で旅立ちました。

肺移植をしてから2年4ヶ月。

肝移植をしてから4ヶ月。

 

夫は生きることを最期まで諦めませんでした。

 

3度、余命宣告をされました。

1度目は肺移植直前。

2度目は肝硬変になったとき。

3度目は低血圧から戻れなくなったとき。

 

夫の体は、現代医学をもっても

経験も知識もある先生方が集結しても

いくら検査をしても

どこからこんなに病気が湧いてくるのかわからなかったようです。

 

先生方は治療をしようと一生懸命に向き合ってくださいました。

夫の体は

ひとつ病気を治すと

2つ悪い部分が見つかる。

最後までイタチごっこのようでした。

 

私はまだ現実とは向き合いません。

向き合って子どもたちを育てられる強さを

持ち合わせていないからです。

 

もう苦しまなくて良い、そう思うとホッとする部分もあります。

何も託さず逝くから、コレどうすんの…という現実的な怒りもあるような気もします。

そして大きな感謝。