ブレーキフルード交換のススメ!
ブレーキフルード交換を怠ると!
ブレーキフルードは大変湿気に弱く、時間と共に少しずつ水分を含んできます。
一度水分を含んだフルードは沸点が下がり、ブレーキング時の発熱によって沸騰しやすくなります。
沸騰したフルードはエアが入りペーパーロック現象を引き起こします。これはブレーキペダルを踏んでも弱い制動力しか働かない状態なので大変危険です。
さらにブレーキフルードの水分は、ブレーキ内部の腐食を引き起こす原因にもなります。
このようなことから、油圧ブレーキにとってブレーキフルードの管理は非常に重要です。
ブレーキの性能を維持する為に定期的な交換が必要になります。
一般的に自動車の場合で1~2年、オートバイの場合は1年に1回の割合で交換するように言われますが、これは一般的な交換時期であって、ハードな走りをする人など使用状況によっては、もっと早いペースでの交換が推奨されています。
重要保安部品 | 規格の重要性 |
ブレーキフルードは、「走る・曲がる・止まる」の基本性能を司る「重要保安部品」として指定されており、部品に不具合が生じた場合に直接人命に影響を及ぼす部品で、部品の中でも非常に重要な役割を果たすものです。 このため「重要保安部品」としての役割を果たすために最低限なDOT規格を満たすことが大前提となります。 しかしながら、市場のレーシングブレーキフルードの多くはDOT規格を満足せず、使用する限り常に大きなリスクが伴います。 |
プローバエンジニアリングではMOTULブランド2種類のブレーキフルードからお選びいただけます。
項目 | 単位 | RBF600 Factory Line | DOT5.1 BRAKE FLUID |
ドライ沸点 | ℃ | 312 | 270 |
ウェット沸点 | ℃ | 216 | 185 |
動粘度(40℃) | mm2/s | 1750 | 820 |
動粘度(100℃) | mm2/s | 2.5 | 2.1 |