満州国の亡霊

第二次大戦前に、満州には日本の傀儡で、清の皇帝を担いで満州国を作りました。
その中に、悪名高い七三一部隊があります。
石井四郎軍医中将が、細菌を培養して兵器にする悪魔の部隊でした。
森村誠一さんの悪魔の飽食に詳しく書いてありましたが、最後の部分があやふやではないかと思っています。
大量に生産されたウィルスやペストのみは完全に処分されたのだろうか？
もし、封印して埋没したウィルス容器が何らかの理由で破損して中からウィルスが出てきたら、それこそバイオハザードです。
旧帝国陸軍が、総力を上げて作ったウィルスです。
しかも、人体実験を繰り返して作っていますから、今の抗生物質では効かない可能性があります。
中国は、不利な情報は流しません。
仮に、事態が起きたとしても最初は隠して、事態が拡大したら発表しそうです。その時には、数万の死者が出ているでしょう。
実際に、何種類のBC兵器が作られていたかは不明です。
ペストは、ヨーロッパに使うとわかっていましたが、どこまで完成していたのか？
ナチスのユダヤ人大量虐殺は、ヒトラーのユダヤ人憎しから殺しただけですが、満州の七三一は、殺人兵器の実験材料として殺しました。
そのおかげで、日本の医学、薬学が進歩しました。
戦後は、アメリカにデータを渡す条件で七三一部隊はほとんど起訴されていません。
そのデータは、アメリカの諜報機関とCDCにあると噂されています。
核兵器よりも細菌兵器の方が始末に困ります。
今でも、満州には亡霊が眠っている可能性があります。
戦後60年以上経過して関係者のほとんどが死去しています。
本当の真実を話してから死んだ人がいる事を願います。
ワクチン精製の仕方も研究していたはずですから。