今日は暑くなりそうですから、久しぶりに2つ怪談をアップします。
第1話
肝試しや廃墟ツアーをやる命知らずは沢山いますが、病院よりも、実は豪邸の廃墟や旅館の廃墟の方が怖い事を知らない人達が多いです。
病院に入る人達は、ある程度ですが、もしかしたら死ぬのかな?
そういう覚悟がありますが、豪邸で一家心中で廃墟になったり、旅館で廃業した場所で殺人などがあった場合は、強烈な恨みと生者に対する嫉妬が残ります。
ある時、友人達から肝試しを誘われましたが、行く間際になって、雪乃が喘息発作を起こして、救急車を呼ぶくらいでした。
私は、雪乃の付き添いでパスしました。
政宗さんも余り行きたくない様子でしたが、弱虫、根性無しと言われるのが何より嫌いな方ですから、昌昭は来なくて良いから残りのメンバーで行くか?
宏と浩司と利光を連れて政宗さんは豪邸の廃墟に肝試しに向かいましたが、私の家を出る時に、靴の紐が切れました。
さらに、いつも持ち歩いている手鏡が割れました。
政宗さん、止めた方が良いですよ。
これだけ不吉な前兆あるなんて珍しいですよ。
そう言っているうちに、救急車が来ました。
私は病院に行きますから、また今度飯でも行きましょう。
私は、そこで政宗さん達と別れました。
政宗さんと利光がペアになり、宏と浩司がペアになりました。
二台の車で、有名なお化け屋敷に向かっている時に、信号待ちしている政宗さんの車が追突されました。
大型の四駆に追突されて、政宗さんも利光も衝撃で首筋を傷めました。
警察の事情聴取を受けた後に病院へ行く事になりました。
宏、浩司、今日は止めておくか?
政宗さんが2人に言いましたが、2人は聞く耳を持ちませんでした。
今日は俺達2人が下見しておきますよ。
政宗さんや昌昭さんが行けるようになったら、皆で行きましょう。
これが2人の見納めになりました。
2人は、お化け屋敷に入り、いろいろな所を歩いていたら、偶然隠し扉を見つけました。
開けてみたら、年代物のワインがありました。
政宗さんと昌昭さんに持って帰ろう。
あの2人はワイン好きだから喜んでくれるぜ。
ワインを持って二階に上がりました。
すると、2人の前に老夫婦が現れました。
そのワインを置いて行け。命が惜しければ、ワインを返せ。
お、お化けだー。
2人共逃げようとしました。
階段を降りて、一階の大広間に出たらシャンデリアが落ちてきて宏に直撃しました。
即死でした。
浩司は、出口まであと少しというところで、足を捕まれて転倒しました。
そこへ巨大なブロンズ像が倒れて来ました。
後頭部を直撃しました。
脳が飛び出し、大量の血液が外に流れ出しました。
翌日、屋敷の前の車を警察が見つけて、ついでに屋敷を見たら、入り口に血の池が見えました。
警察官が2人の死体を発見しました。
どうやってこのブロンズ像が倒れたんだ?
二百キロはあるぞ。
シャンデリアも切り口スルドイな。
遺体は2人の親が引き取りにいきましたが、浩司の変わり果てた姿は、家族以外は見ていません。
2人が持ち出そうとしたワインは、ワインセラーに戻りました。
この事件があってからは、誰も近寄らないお化け屋敷になりました。
第1話
肝試しや廃墟ツアーをやる命知らずは沢山いますが、病院よりも、実は豪邸の廃墟や旅館の廃墟の方が怖い事を知らない人達が多いです。
病院に入る人達は、ある程度ですが、もしかしたら死ぬのかな?
そういう覚悟がありますが、豪邸で一家心中で廃墟になったり、旅館で廃業した場所で殺人などがあった場合は、強烈な恨みと生者に対する嫉妬が残ります。
ある時、友人達から肝試しを誘われましたが、行く間際になって、雪乃が喘息発作を起こして、救急車を呼ぶくらいでした。
私は、雪乃の付き添いでパスしました。
政宗さんも余り行きたくない様子でしたが、弱虫、根性無しと言われるのが何より嫌いな方ですから、昌昭は来なくて良いから残りのメンバーで行くか?
宏と浩司と利光を連れて政宗さんは豪邸の廃墟に肝試しに向かいましたが、私の家を出る時に、靴の紐が切れました。
さらに、いつも持ち歩いている手鏡が割れました。
政宗さん、止めた方が良いですよ。
これだけ不吉な前兆あるなんて珍しいですよ。
そう言っているうちに、救急車が来ました。
私は病院に行きますから、また今度飯でも行きましょう。
私は、そこで政宗さん達と別れました。
政宗さんと利光がペアになり、宏と浩司がペアになりました。
二台の車で、有名なお化け屋敷に向かっている時に、信号待ちしている政宗さんの車が追突されました。
大型の四駆に追突されて、政宗さんも利光も衝撃で首筋を傷めました。
警察の事情聴取を受けた後に病院へ行く事になりました。
宏、浩司、今日は止めておくか?
政宗さんが2人に言いましたが、2人は聞く耳を持ちませんでした。
今日は俺達2人が下見しておきますよ。
政宗さんや昌昭さんが行けるようになったら、皆で行きましょう。
これが2人の見納めになりました。
2人は、お化け屋敷に入り、いろいろな所を歩いていたら、偶然隠し扉を見つけました。
開けてみたら、年代物のワインがありました。
政宗さんと昌昭さんに持って帰ろう。
あの2人はワイン好きだから喜んでくれるぜ。
ワインを持って二階に上がりました。
すると、2人の前に老夫婦が現れました。
そのワインを置いて行け。命が惜しければ、ワインを返せ。
お、お化けだー。
2人共逃げようとしました。
階段を降りて、一階の大広間に出たらシャンデリアが落ちてきて宏に直撃しました。
即死でした。
浩司は、出口まであと少しというところで、足を捕まれて転倒しました。
そこへ巨大なブロンズ像が倒れて来ました。
後頭部を直撃しました。
脳が飛び出し、大量の血液が外に流れ出しました。
翌日、屋敷の前の車を警察が見つけて、ついでに屋敷を見たら、入り口に血の池が見えました。
警察官が2人の死体を発見しました。
どうやってこのブロンズ像が倒れたんだ?
二百キロはあるぞ。
シャンデリアも切り口スルドイな。
遺体は2人の親が引き取りにいきましたが、浩司の変わり果てた姿は、家族以外は見ていません。
2人が持ち出そうとしたワインは、ワインセラーに戻りました。
この事件があってからは、誰も近寄らないお化け屋敷になりました。