続 有記の日記 97

この道を走るのは、お祖父様を横に乗せていた時以来だよ。
亡くなる半年前に京都へ2人で行ったんだよ。
私はお祖父様に一番よく似ていると評判だったし、孫でお祖父様と将棋したのは私だけかな？
いろいろな話をしたけど、その時に有記の話を聞いていたんだよ。
山梨にいる、昔の部下の孫娘が綺麗らしいぞ、昌昭の嫁さんにしたいと言っていたな。
お祖父様がお父さんと伊豆に行った時に、昌昭さんのお祖父様に言っていたのでしょう。
お祖父様は、豊橋に居た事があるからいろいろ知っていて、美味しい麺を食べたよ。
そんな会話をしていたら、愛知県から静岡県に入りました。
最初の道の駅に立ち寄りました。
少し仮眠を採るよ。
昌昭さんは寝てしまいました。
私も少し眠る事にしました。
その時に不思議な夢を見ました。